Healthcare
OwenはHealthcareに強みを有しており、特徴的な授業を用意しているだけでなく、ネットワーク作りにも最適な場所です。実際に、学生の20-30%はHealthcare系を専攻しており、最大勢力の一つになっております。この背景として、HealthcareはNashvilleの主要産業の一つであること（世界最大の民間医療機関のHCAの本拠地でもあり、多数のHealthcare系のベンチャーも存在しています）、VanderbiltのMedical Schoolが全米でもトップクラスの存在であること等が挙げられます。
Healthcareに特化した形で、マーケティングやオペレーション、ファイナンスの授業が受けられることは、VanderbiltのHealthcareプログラムの大きなアドバンテージです。また、特徴的な授業としては、下記のようなものがあります。
Healthcare Immersion
5日間の集中プログラムで、病院経営、臨床、保険会社、終末期医療、予防医学、テクノロジー、スタートアップ等に関わる総勢30名以上の方々とディスカッションするだけでなく、深夜の救命救急見学や、特定の診療科の看護師への帯同、執刀医の側で手術の観察機会を得る等、多岐に渡る現場体験型の講座です。
Healthcare Economics & Policy
Healthcareの名物教授のR. Lawrence Van Hornと、現役の連邦議会下院議員のJim Cooper（ゲストスピーカーでなく、毎回レクチャーをする）がタッグとなって、アメリカのヘルスケア政策の歴史、理論、制度・仕組み、各ステークホルダーが置かれた状況、課題、将来展望を教える授業です。政治的な背景等も取り扱うため、非常に濃厚です。
また、MBAの学生の中に医師が一定数在籍しており、経営的な立場だけでなく、純粋な医学的立場でも深い議論ができることは大きな魅力となっています。更に、VanderbiltのMedical Schoolには日本人の医師も多く留学されており、そうした方々とのネットワーク構築も可能です。当然、授業を通じて色んな接点がありますので、Nashville在住のHealthcare関連のアメリカ人とのネットワークも出来ます。