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Nashville 生活立ち上げマニュアル(2025年更新)

Owen でのMBA 生活を始めるためのTips をご紹介します。

⇒I-20の発行

⇒学生証(Student ID)の発行

⇒アパート

銀行

⇒SSN (Social Security Number)

⇒携帯電話

⇒電気

⇒水道

⇒ガス

⇒テレビ ⁄ インターネット

⇒自動車

⇒運転免許

⇒家具購入

⇒生活必需品購入

⇒保険

⇒病院

⇒郵便局

⇒小学校

⇒幼稚園

⇒タクシー ⁄ Uber ⁄ Lyft

⇒送金アプリ(Zelle, Venmo)

I-20の発行

大学およびISSS(International Student & Scholar Services ) という留学生センターから詳細な案内が送られてくるかと思いますので、その案内に従い、I-20の発行手続きを行います。I-20が無事発行されたら、印刷したうえで署名し、渡米時に持参する必要があります。 なお、米国の入国審査官には紙のI-20(デジタルではなく)を提示する必要がありますのでご注意ください。紙で印刷したI-20がない場合、入国審査で引っ掛かり、相応の時間を要する可能性があります(現在のトランプ政権の情勢を踏まえると最悪の場合入国できないリスクもありますので、絶対に忘れないようにしましょう)。
また、在学中に米国外へ渡航する場合、ISSS Portal Siteにて、I-20 Travel Signatureの申請を行う必要があります。米国外へ渡航する際には不要ですが、米国再入国時に入国審査官にI-20を提示する必要があります。(2025年5月現在、ISSSによるTravel Signatureは申請時から1年間有効ですので、一度申請した場合、有効期間内の国外渡航の際に再度の申請は不要です)。なお、Travel Signatureを申請する際には、学生本人に加え、帯同されているご家族も同様に申請する必要がありますのでご留意ください。

 

学生証(Student ID)の発行

大学の案内に従い、Get MobileというアプリをダウンロードしてデジタルのIDカードを発行します。また、任意でプラスチックの学生証(IDカード)を発行することも可能です。Owenの建物から徒歩7~8分くらいのところにSarratt Student Centerがあり、同建物 内のCommodore Card Office で発行してもらうことができます。2024年9月までは、このカードを使用することで公共バスが無料で乗車できましたが、現在はQuick TicketというMobile Appに移行したため、このカードでの乗車はできなくなりました。なお、帯同家族も同様にカードを作ることができますが、発行手数料がかかることに加え、バス利用についてはご家族の無料期間は1か月のみに限られています。
 

アパート

住所が決まらないと、銀行口座の開設、電気や携帯電話の契約もできないので、まずはアパートを探しましょう。なお、2025年5月現在、Vanderbilt 大学のオンキャンパスの学生寮としては、The Broadviewというアパートがあり、他のアパートと比べるとVanderbiltの学生であれば入居手続きが比較的容易なようです。Owenの建物からも徒歩数分程度であり、ダウンタウン方面やグリーンヒル・ウエストエンド方面(ダウンタウンとは逆方向ですがスーパー等が多くあります)に向かうバス停にも近いため、交通の便も良く、単身の学生が多く住んでいます。学生寮の他、家族帯同世帯の多くは大学付近もしくは少し離れたところにあるアパートを借りている方も多いようですが、その場合には車があった方が便利です。

【住まい探しの主な情報源】
1. 在校生や卒業生などからの紹介
2. 賃貸物件検索サイト (i.e. Apartment guide、Zillow)

日本人の場合、渡米前に上記のインターネット等の情報のみで、仮契約を済ませることが多いと思いますが、事前に内見ができないというリスクはあるものの、住居が決まっていると生活の立ち上げが一気に楽になります。ご希望の方は、在校生に事前コンタクトを取り、キャンパスビジット時や、ナッシュビル入り直後に実際の住環境や部屋、そして施設などを見せてもらうように調整しましょう。その他、ナッシュビル入り後は数日間ホテルに滞在し、その間に現地で色々内見したうえでアパートを決定する他国の留学生も多いようです。
また、ナッシュビルの不動産を色々紹介してくれる代理店(日本人担当者あり)もあるようですので、アパート決めでご相談がありましたらClass of 2026在校生までお気軽にご連絡ください。

以下が、日本人在校生やOwenの学生が住む主な物件です(2025年5月更新)。​

  • The BroadView (学生寮)

  • Camden Music Row

  • Skyhouse

  • 2010 West End

  • Aertson Midtown

  • West End Village

  • Elliston23

  • Kenect Nashville

  • Follyn

  • Grove


【入居までの流れ(例)】
多くの学生がアパート探しを行う6月~8月は入居・退去ラッシュの時期にあたりますので、家賃が非常に高くなり、更に日当たりなど条件の良い部屋は空き物件が少なく、すぐに入居できる物件が少ない可能性があります。時間を十分に確保できない方は、渡米前に仮契約まで進めておくことも物件によっては可能です。

1. Website経由でLeasing Office 担当者へコンタクト
2. 条件交渉(入居予定日、間取り、階数、部屋の向きなど)
   希望の間取りと入居予定日を伝えると空いている部屋を提示してくれます。
3. 必要書類とデポジット(送金小切手など)の送付(仮契約)
4. 渡米後入居前までに電気と保険の手続き実施
5. 入居予定日に部屋の状況確認した上で正式契約

【契約するときは?】
アパートによって契約に必要な書類が異なります。渡米前にある程度物件を絞っている場合は、オーナーや仲介人に書類について問い合わせておくと安心です。 以下がアパート契約時に請求された実績のある書類となります。

1. パスポート・ビザ
2. 年収証明または銀行残高証明書(社費派遣の場合は会社の財政支援証明書)
3. 大学の合格証明
4. 賃貸社屋の火災保険証明(米国では住居契約時に合わせて火災保険に加入することが必須な物件がほとんどです)

留学生はアメリカでのクレジットヒストリー (支払信用証明) が ない為、年収証明 (企業派遣の場合) や銀行残高証明書など「私には支払い能力がある」ことを示す必要があります。 SSN は通常留学生は持っていませんので、その旨を説明しましょう。また、I-20 の1ページ目に記載された 貯蓄証明の欄で信用証明ができたケースもあります。 火災保険に関してはLeasing Office 担当者の指示に従いましょう。特に指定がない場合は、AIU などの留学生・駐在者向けの保険でカバーしているものもあります。 プレミオでもPersonal Liability の保険を提供しています。なお、火災保険に関しては入居時に自動的に入る場合もありますので、検討している物件のリーシングセンターに確認をしたほうが良いかと思います。

契約期間は通常最短6ヶ月、最長2年ですが、物件によって異なります。また、家賃は常に変動します(下がることはほとんどない)。 1年毎の更新の場合、更新時に家賃が変更となる可能性があります。また、最初は1年毎の契約でも、2年目の際には契約期間を交渉できることが多いようです。

退去時には1~2ヶ月前に事前申請が必要です。契約途中での退去については通常ペナルティが発生するので注意しましょう。

銀行

小切手社会のアメリカではChecking Account を開くことは必須です。Owen の学生の多数が Bank of America に口座を持っているようです 。 Bank of AmericaのChecking Account 開設は無料でSSN も必要ありません。Checking Account は最低維持残高、手数料、優遇サービス等の違いで複数の種類があるので、 行員の説明をよく聞いて選びましょう。小切手の書き方も行員に習っておきましょう。 オンラインバンキングを利用して小切手を相手先に郵送(一部の相手先には振込)することもできます。
口座の開設・デビットカードの作成とあわせて以下に記載するクレジットカードもあわせて作成しておくと良いでしょう。2025年5月現在、米国にクレジットヒストリーのない留学生も、Bank of Americaのクレジットカードを作成することが可能です。月額の使用上限額は設定されているものの、デビットカードや他のクレジットカード(プレスティア等)と併用すれば問題ないと思います。

Bank of America Hillsboro Village Branch
住所:2121 Blakemore Avenue

Bank of Americaの特徴は下記の通りです。
・オンラインバンキングで海外送金できる(但し、手数料は高いことに注意)
・アメリカ全土に拠点がある
・口座維持年間手数料$12(ただし、口座残高が$1,200以上の場合は、不要)
・学校内のATMが限られている(Medical Center等。少し歩く必要)

 

クレジットカード

日本で発行したクレジットカードは当然使えますが、支払いが円になりますので、常に為替変動のリスクを負っていることになります。また、日本のクレジットカードでは、ガソリンスタンドでの給油が出来ません(ZIP-CODEと突き合わせているため)。そのため、ドルベースでのクレジットカードを持たれることをお勧めします。上述の通り、Checking accountを開いた銀行で、クレジットカードを作ることも可能ですが、アメリカでのクレジットヒストリーがないと、利用上限額が著しく制限されております。

以前は、多くの在校生が、利用上限額が比較的高いJAL USA Card、またはANA USA Cardを保有するケースがありましたが、Class of 2026の在校生はSMBC信託銀行のプレスティア(VISA)とBank of Americaのデビットカード(マスターカード)およびクレジットカード(VISA)で十分生活できているように思います。以前は、プレスティアのVISAカードが使えないお店がたまにあるという声も多数ありましたが、2025年現在、スーパーや飲食店等でプレスティアのVISAカードが使えなかったことは一度もありません(※絶対にないとは言い切れませんので、Bank of Americaのカード作成をお勧めします)。

SSN (Social Security Number)

SSN (Social Security Number ) は米国内でのID 番号に相当します。留学生の場合、米国内で就労する者(図書館でのアシスタントやTA)に限って取得することが可能です。通常は、MBAの学生の場合、SSNを取得せずに過ごすことになります。
SSN 取得の詳細については大学の財務部門の指示にしたがいましょう。(雇用する部門の責任者のサインをもらった所定の用紙をSocial Security Officeに提示することで、Visaなどの手続きと比較すると容易に取得できます。)

Social Security Office
住所:4527 Nolensville Pike

 

携帯電話

AT&T、Verizon、Sprint、T-Mobile 等の携帯会社があります。2020年現在、シェアが高いのは、VerizonとAT&Tで、カバー範囲も広いと言われております。携帯会社によっては学割プラン(T-Mobileが有名)もあるのでしっかり確認しましょう。また、日本への国際電話をかける為に別途手続きが必要な場合があるので注意しましょう。 渡米前に日本の携帯電話会社の提供するサービスを利用して手配する方もいます。Postpaidの場合、米国の携帯電話は基本的に2年契約であり、中途解約や機種変更には違約金が発生します(契約時にきちんと説明してくれる店は稀です)。

日本人学生の場合、Prepaidで2年間過ごす学生も多いようです。Prepaidの場合、2年契約といった縛りはありません。クレジットカードで自動支払いの設定をしておくと、手続きも簡単です。プリペイド携帯を使っている人も多く、金額のレンジはプランや契約期間次第ですが大体月額$15から$45といった感じです。また、休暇中に米国外へ旅行される場合などにも利用することを想定している場合は、契約プランが対応しているかどうかを確認することをお勧めします。 現在、大半の学生が携帯電話のみで済ませていますが、固定電話を別途契約することももちろん可能です。

2020年は合格時に大学からMINTという会社のSIMカードが送付されていましたが、2021年からはSIMカードの送付はありません。

電気

NES (Nashville Electric Service ) と契約します。契約時にはダウンタウンにある本社(I - 40 のChurch St.の出口近辺)に行って、ID の提示およびDeposit250ドル(現金のみしか受け付けてもらえないので注意) を支払い、契約を行います。 アパート契約の都合で渡米前に契約する場合は直接カスタマーサービスに電話して新住所、パスポート番号等の必要な情報を伝えた上でAccount No.を割り当ててもらい、 Deposit (郵便局の為替証)を支払います。その後は、毎月オンライン上で支払いが可能になります。自動引き落としサービスもあるので、是非有効活用しましょう。

NES (Nashville Electric Service )
住所:1214 Church St

電話:615 - 736 - 6900

 

水道

アパートメントに住む人は通常Rent に含まれていることが多いです。一戸建ての人は、Metro Water Service と契約する必要があります。

Metro Water Service
住所:1700 3rd Ave N
電話:615 - 862 - 4600


 

ガス

物件によっては、ガスを契約する必要があります。 詳しくは入居するアパートで確認してください。下記はGrove Whitworth 入居者が契約しているガス会社です。 アパート契約の都合で渡米前に契約する場合は直接カスタマーサービスに電話ないしはメールをして新住所、パスポート番号等の必要な情報を伝えた上で必要書類のフォームを メールまたはFAX してもらい、記入したものを返送します(Piedmont の場合、Deposit はアトランタのペイメントサービスを利用するように言われますが交渉して クレジットカード払いにできた実績あり)。

Piedmont Natural Gas
電話:800 - 752 - 7504


 

テレビ ⁄ インターネット

地上波は3大ネットワーク、公共放送のNPT、その他数局くらいしかなく、ESPN やDisney Channel 等を見るにはケーブルTV を契約する必要があります。 ナッシュビルではComcast が最大手です。Comcast はcable modem によるInternet 接続サービス(オプションで無線LAN の設置も可能)、IP 電話による固定電話サービスも提供しています。 申し込み後、自宅で開通作業がありますので、それまでにテレビを購入しておく必要があります。自分の住んでいるアパートが開通作業を終えている場合、自分でキットを取り寄せ、自分で設定することも可能です。なお、機材はレンタルできますが、買った方が断然お得です。モデムとwifiルータあわせて$80ですが、レンタルの場合は、月額$10で卒業まで$220となります。
契約時にはSSN なしの場合はDeposit を要求されます。また、料金プランは複雑なので注意しましょう (キャンペーン適用価格での提示であっても、数ヶ月後には正規料金に戻ることがあります)。

XFINITY Store by Comcast
住所:2400 Franklin Pike, Nashville, TN 37204
TEL: 800 - 266 - 2278


 

自動車

Owenの生徒であれば市内を走っているバスが無料で乗れますし、UberやLyftなども活用すれば生活にはそれほど困らないとは思いますが、あったら便利なものの筆頭が自動車です。取得方法は
1. 新車をディーラーから購入
2. 中古車をディーラーから購入
3. 中古車を個人から購入
の3通りがあり、予算や嗜好 (小型車・大型車) に応じて決めましょう。

なお、ディーラーは、学校から近いところではBroadway 沿いI - 40の出口近くにトヨタ、GM、スバルなどがあり、 ちょっと離れたところに日産、ホンダ、マツダのディーラーが あります(マツダのディーラーは日本人の米国担当者が日本語で対応してくれるので購入までの流れがスムーズです。但し、店舗に常駐しているわけではないので電話・メールでのやり取りになります)。また、CarMaxという有名な中古車ディーラーもあります。CarMaxを使用する場合はWebサイトで気になる車を見つけましょう。もし、その車がCarMaxの他の店舗にある場合は取り寄せが必要です。ネットで試乗予約もできます。購入の際には修理に関する様々なオプションを提示されますが、必要かどうかを吟味したうえで購入することをお勧めします。
ディーラーの在庫から購入すれば契約後にすぐ受け取ることは可能ですが、自動車保険へ加入していないと受け取ることができませんので 購入する車が決まり次第すぐに手配したほうがよいでしょう。アメリカでの仮免許と国際免許を見せれば、購入後家まで乗って帰ることができます(すでにアメリカで免許を取得している場合も勿論乗って帰れます)。保険の契約にはVIN (Vehicle Identification Number ) という車体を特定する情報が必要になります。ナンバープレートは1ヶ月程度で届き、それまでの間は1ヶ月間有効な仮プレートを後部に掲示して走ることになります。もし1ヶ月以内に正式なプレートが届かない場合は、ディーラーに頼んで仮プレートの有効期間を更新してもらいます。

相場は、Kelly Blue Book というサイトでチェック できます。ディーラーにおける販売価格は信用度に勝る分、個人間売買よりも20-30%程度上乗せされて販売されます。個人間売買の場合は信頼のおける知人や在校生などから購入されることをお勧めします。また、走行距離の長い中古車を購入される場合はJAL プレミオカードが提供するような 自動車保険 (緊急アシスタントサービス) に加入してもよいでしょう。定期点検は、新車購入の場合はディーラーに、中古車等の場合はJiffy lube やMidas といったサービス店を自分で探して持ち込むことになります。

また、支払いは現金、チェック、クレジットカード等で行いますが、カードでの全額支払いは受け入れてくれないディーラーがあるので、渡米後は早急に銀行口座を開設してチェックが振り出せるようにしておくことと、日本からその口座へ入金する経路 (T ⁄ C 持ち込み、銀行の国際送金サービス等) を確保しておくことをお勧めします。また、チェック支払いの場合バンクチェック (銀行が残高確認したうえで発行するチェック) を要求される場合があります。

なお、トリプルA (JAF の本家)に加入すると、緊急時ロードサービス (新車の場合はメーカーからも提供されるので、内容の比較をするといいでしょう)、各種提携割引 (Days Inn の10%割引等) が年会費$60で受けられます。

AAA Auto Club South
住所:2501 Hillsboro Rd.

車で通学する場合には、Vanderbilt のParking Permission が必要です。DailyとAnnual(月単位でも購入可)の2種があり、Annualの 費用は年間$540前後です。HP から購入出来ます 。最新の情報はVanderbilt Uni. 公式サイト " Traffic & Parking " かWesley Place 1階のOffice で確認してください。

ちなみに、車両登録が年に1度必要となります。購入後の一年間は不要ですが、その次の年から必要になります(個人間での売買ではこの限りではないと思いますので、適宜ご確認ください)。ナンバープレートに有効期限が書かれていますので、期限以内に更新を忘れずに行いましょう(更新しないとペナルティーの対象となります)。
 

運転免許

国際免許証の有効期間は1年間ですが、テネシー州の法律では1ヶ月しか有効とされません ので、渡米後できる限り早くLicense を取得することを お勧めします (※ 実際には生活の立ち上げに時間を取られた結果、1ヶ月より後に取得した人もいるようですが、厳密には違法で取り締まられるリスクがあります)。 また、免許証はID として通用します。外食時の飲酒やお酒購入の際に提示が必要となりますので、免許証があれがいちいちパスポートを持ち歩かなくて済むのでかなり便利になります。国内線の飛行機搭乗時の本人確認にも使えます(ただし、2023年5月以降はReal ID準拠の免許証のみ有効となったため、Real ID準拠の免許証でない場合は、国内線であってもパスポートの提示が必要です)。

試験場(DMV)は市内に数箇所あります。Owen 学生が多く住む住所から便利な試験場はHart Lane かHickory Hollow、Franklin の3箇所です。

Hart Lane
624 Hart Lane, Nashville, TN 37216

Hickory Hollow
5216 Hickory Hollow Pkwy, Antioch, TN

Franklin
3830 Carothers Pkwy, Franklin, TN

取得時間は試験場の混み具合によって大変ばらつきがあります。午後から行って2~3時間で終わる人もいますが、1日で終わらない人もいます。試験場は朝8時半から開きますが、8時にはかなり長い列が出来ています。基本的には試験は予約制ですが、試験場によって、平日のいずれかの曜日(2025年5月現在、Franklinの場合は金曜日)はwalk-inで朝早くに並んだ場合、予約なしで試験を受けることが可能です。但し、1日に受験可能な枠に限りがあるようで、朝10時に行って数時間並んだものの、結局受験できずに翌週来るようにと言われるケースもありますので、walk-inで行かれる際は早朝に行くことをお勧めします。


持ち物は、下記の通りです。一点でも揃わないと、当日試験を受けれませんので、十分に注意してください。

・パスポート
・I-20
・I-94
・住所を証明できる書類2通(※)
・Social Security Number Affidavit (SSNを取得していない人が必要な証明書。事前にインターネットからダウンロードしておき、印刷しておく。)

※ 米国内住所宛の郵便物を提示する必要があります。アパート契約時の書類、自動車保険やSSN など住所を確認できる郵便物が2通必要です。稀に、担当官によっては、1通のみでも便宜を図ってくれるケースもあるようですが、Class of 2026のメンバーはみな2通求められましたので、2通持参する方が安全でしょう。ダイレクトメールはカウントしてくれませんし、銀行からの郵便物も何故かカウントしてくれないので注意しましょう。 (既婚者の場合、配偶者宛の郵便物が届くよう各種の契約名義を連名にするなど意識することをお勧めします)。

また、ご家族が免許を取得される場合、Saveシステムという移民滞在資格確認プログラムに、アメリカ内での滞在資格があることを証明しなければなりません。Vanderbiltの学生の場合は、I-20のチェックインによって、この作業が不要になるのですが、ご家族の場合は必要になります。Saveシステムですが、一度DMVに行くと、受付の人が登録をしてくれます。その日中には、試験を受けられないのですが、1週間後くらいに再訪すると試験が受けられるようになっています。従って、ご家族の場合、DMVを訪れないといけない回数が1回多いことになります。(※ただし、家族の方についても入国後にISSSでチェックインの作業をしている場合(原則、必須)は、学生本人と同様、上記の作業が不要で当日に試験が受験可能なようです。詳細はISSS又はDMVへ確認してください。)

試験は視力検査・コンピューターテスト・路上テストの3種類。教本は学校のISSSで入手可能ですので、その本を見て勉強をするとよいと思います。(もしくは検索エンジンで「Driver License Manual Tennessee」と入れるとPDFがダウンロードできます。)試験場に入るとまず用紙と番号カードを受け取り、氏名・住所・性別・髪の色・目の色・身長および体重 (フィートやポンドに予め換算しておきましょう)を記入します。なお、この用紙を受け取るにも長蛇の列ができていることがあり、それを避けたい場合には、オンライン上で手に入る所定のフォームに必要内容を入力の上、それをプリントアウトしたものを持参することでも替えられます(こちらの方が圧倒的に手続きが早い)。

その後、コンピューターテストの順番が来るまで待ちます。かなり待たされることもあるので、テスト対策をするとか、何か本でも持っていったほうがベターです。コンピューターテストは日本語での受験が可能です。順番が呼ばれたら係りの人に " Japanese, please " と一言お願いしましょう。席についてしばらくすると日本語の問題が画面に 表示されます。問題は30問の択一方式で、80%正解する必要があります(=24問正解する or 6問間違えた時点で試験終了になります)。最新の法令を反映した 問題の内容は、事前に試験場かウェブサイト上で入手可能です。合格すれば視力検査と写真撮影を経て仮免許証の発行となります。

路上テストはInternet にて希望日時を予約します。人口の多い地区の試験会場は予約が取りづらいので、早めの予約をお勧めします。2018年はLebanonの試験場で筆記試験と同じ日に受けることができました。ただし、試験官のいる曜日が決まっているということで、同日の路上試験を希望する場合は事前に電話等で確認した方が良いです。日本で運転をしていた方は、 アメリカ独自のルール(All way stop、踏切の渡り方、赤信号の際の右折等)を覚えて少し練習すれば問題ありません。ご家族の場合でもright, left, brake, stop 等の基本単語が 聞き取れればそれほど心配することはありません。テストはブレーキランプ、左右ウィンカーランプのチェックを駐車場で済ませた後、路上に出ます。車もほとんど来ないような簡単な コースになることもあれば、少し長めのコースになることもあります。英語の聞き取りになれないうちは少し緊張しますが、交通規則を守って試験官に言われた通りに運転すれば 大丈夫です。試験官の指示が聞こえにくいときは " Here or there ? " や " Turn right ? Or turn left ? " と聞き直せばOK です。なお、路上テストを受ける際にもコンピューターテストを受ける際に必要であった書類が必須となりますので、忘れずに持っていきましょう(忘れた場合は、試験は受けられますが免許は後日受け取りに行く必要があります)。

路上テストも合格し、手数料(2025年現在は$28)を支払えば、あとは写真をとって出来上がり。無事その日からアメリカ免許ホルダーです。

家具購入

大手の家具屋では、アメリカ最大手のAshley Home StoreがNashville近郊のBrentwoodにあります。大きな家具は配送してもらうことになりますが、1週間程度で対応してくれますし、組み立てもしてくれます。最初に買いたいベッドですが、Nashville市内に多くの店を構えるMattress Firmは、追加料金を100ドル程支払うと、翌日配送してくれます。

IKEAはナッシュビルにはありませんが、オンラインで注文することができます。商品仕様は基本的に世界共通なので、日本でモノを見て決めてから注文することも可能です。但し、配送に1か月程度時間がかかること、目安とされている指定日よりも配送が遅延することも多いので注意してください。また、IKEAの商品を自分の代わりに買い出しに行ってくれる業者(i.e. Modernash)もあります。Modernashを使用する場合、注文価格が多いほど手数料が割引されるので、頼む場合には家具一式を一括して頼む方がお得です(他の方法に比べて高いか安いかは個人差があると思います)。メリットとしては、毎週注文を受けて買いに行ってるので、IKEAに直接頼むよりは早く受け取る事が可能と思います。また、別手数料がかかりますが、組み立てもお願いすることは出来ます。

また、オンラインですと、Amazonで家具を注文することも可能です。ベッド等はあまり取り扱いが少ないですが、ソファ等であれば販売しているようです。

最も安上がりなのは、Nashvilleから引っ越される方が案内するMoving Saleを利用することです。新品に対する拘りがない方にはお勧めします。なお、アメリカのベッドは枠組みとマットレスが別売りです(日本ではセットだと思います)。両方あわせると高くなりますので、マットレスだけで済ませている人、日本から持参した布団を敷いて寝ている人もいます。

中古品をネットで購入される場合は、craigslist がお勧めです。Nashville 限定で物品のやり取りができ、 現物が確認できるため、他のオークションサイトと異なりトラブルが少ないと言われています。但し、自分で引き取りにいかなければならないため、 品物によっては大きな車をレンタルする必要があります。

また、滞在期間を考慮するとやや割高ではありますが、家具のレンタルも可能です。ご参考までに以下に業者1件を例示します。

CORT
住所:280 Industrial Blvd, La Vergne, TN, 37086 (2011 ⁄ 5に住所移転)
電話:615 - 834 - 6040

 

生活必需品購入

生活立ち上げ時の多くのものがAmazonやWalmart 、Target にて揃えることができます。また、テレビ等の電化製品についてはBest Buy、照明器具等はHome Depot のほうが 上記2店舗より品揃えが豊富です。通常の食材に関しては、在校生はPublix、Kroger、Trader Joe's、Whole Foods の利用頻度が高いようです。これらのお店は市内のバスを使えば容易にアクセス可能です。また、日本食材を扱う店としては、Sonobana、Fresh & fresh international market、K&Sがよく利用されているようです。こちらはバスで行けなくはないのですが、お店は車があったほうが便利かと思います。
 

保険

最低限、医療保険には加入する必要があります。(自動車を保有している場合はこれに加えて自動車保険も必須です)

医療保険は、学校指定の保険に原則加入します。保険料は、本人分は授業料と一緒に支払いますが、家族分の加入が必要な場合は別途申し込みます。 企業派遣の方は、会社の保険等で別途カバーされている場合は、Exemption ができるかどうかStudent Health Center の担当者に相談しましょう。(※ 2025年現在、学校指定の保険はAetna という会社が請け負っており、Exemption の手続きは学校から案内されるサイトから行えます)

自動車保険はJAL ファミリークラブの会員なら、AIG の保険に割引料金で加入できます。そうでなければ自分で保険会社を見つける必要がありますが、 保険のヒストリーがないので割安な保険料の適用を受けるにはある程度の交渉が必要でしょう。新車をリースした場合は車両保険が異常に高くなりますので、 JAL ファミリークラブに事前に加入しておくことをお薦めします。またアンブレラ保険にも入れて安心です。なお、アメリカでは通常保険期間は6か月です。ANAには同様の保険制度がありませんので、ご注意ください。

 

その他、日本語でのサポートが欲しい場合は、Loyalty Group (https://www.lgisinc.com/Japanese/)等のバイリンガル対応エージェントを使う手もあります。
 

病院

アメリカではあらかじめPrimary Doctorを指定しておき、診療時にはまずそのDoctorに 診察してもらう「ホームドクター制度」があります。 自宅の近くの医師をPrimary Doctorにしておくことが一般的なようです。

Owen 学生本人の場合は、風邪程度の治療であれば、学校内の診療所Student Health Center で十分事足りるでしょう。配偶者や子供は、かかりつけの医者(Primary Doctor)を作っておいたほうが無難ですが、かかりつけの医者を登録していない場合でもWalk inクリニックに行くとその場で診察をしてもらうことは可能です。Vanderbilt周辺にはいくつかVanderbiltが提携するクリニックがありますが、一度初診で診察してもらうと、以降は緊急時でもスムーズにことが運びます。 また、かかりつけの医者がなく緊急で見てもらいたい場合は、Walk - in Clinicの他、Vanderbilt大学の救急病院(24時間対応)があります (緊急外来になるため、Triageの結果、Emergency Roomに通されると高額な費用がかかりますのでご留意ください)。電話を介した日本語通訳サービスもあるので、馴染みのない医学専門用語に対しても安心です。

小児の治療について、Vanderbilt の小児病院は、待ち時間等は長いですが、優れた医療システムを構築しており信頼性の高い病院と言われています。上述の24時間対応の救急窓口もあります。また、乳幼児の定期検診や予防接種に関してはHarding Pike にある小児科の医者をホームドクターとして利用している実績があります。なお、予防接種だけであれば保健所でも受けることができます。

歯科について、過去に在校生が29th Avenue North の歯科医にかかった実績があります。また、Village at Vanderbilt や、21st とCharlotte Pike の角にもあるとの情報があります。差し歯を入れて二回の治療で$400、虫歯の治療を一回で$150 ( いずれも無保険) とのことでした。 アメリカの歯科医のレベルは高く、日本と遜色のない治療を受けることができますが、原則的に保険に入っていない留学生の場合は、非常に高額となりますので、あらかじめ日本で治療をされてから渡米されることをお勧めします。ちなみに、Nashville の歯科医は金曜休診(少なくとも午後休診)のところがほとんどですので、ご注意ください。

なお、薬は病院で処方箋をもらって、薬局(CVS、Walgreen 等の専門チェーンのほか、Kroger 等にも併設)で購入します(購入時に保険証が必要)。Student Health Center で診察を受けた場合は、その場で薬を貰うこともあります。

郵便局

Sarratt Student Centerの地下1階に郵便局(USPS: United States Postal Service ) が入っています。ZIP Code 37212の地域(キャンパスの東側・南側)の管轄はHillsboro 商店街の近くにあるAcklen 郵便局です。その他に、West End の一本北のChurch St. と17th Street の交差点にChurch Street 郵便局があります。

Acklen郵便局
2002 Acklen Ave. (Mon - Fri:8:30 - 17:00 Sat:9:00 - 12:00)

Church - Street 郵便局
1718 Church St. (Mon - Fri: 8:00 - 18:00)

米国内の通常の封書は、現在一律44¢ です。投函は道路脇に設置されているポストか、一戸建てに住んでいる場合は、自分のポストに入れて赤い旗を上げておくと回収してくれます。アパートによっては投函用のポストをロビーに設置しているところもあります。日本への郵便は重さによって値段が異なります(通常サイズのハガキ・封書で98¢)。日本への重要な書類の送付は、国際Priority メールやEMS が便利です。West End のFedex Kinko's にてFedex を出すこともできます。Priority メールは追跡サービスがありません。


 

小学校

10月現在(誕生日が微妙な方は要確認)で5歳以上の子供は、義務教育の対象です。5歳児はKindergarten、6歳児はElementary School の1年生になります。新学年は8月の中旬から始まります(注:ここ数年小学校就学年齢の家族を持つ学生がおりません。内容が古い可能性があります)。

公立学校は校区がありますが、インターナショナルの生徒はESL (English as a Second Language ) のクラスのある学校に編入されます。手続としては、予防接種と健康診断を受けてGreen Form をもらった後、Teachers Center で面接を受けます。

1. 予防接種
最初に予防接種を受けます。ものによっては、数回に分けて受けなければならないものもあり、その場合は暫定的にGreen Form が 発行されます。すでにホームドクターがいれば、その病院で接種してもらうのがベストですが、入国直後に最初の接種を受けることになるでしょうから、その場合は下記2. のWalk - In の病院に行くか、保健所で受けます。病院の場合は健康診断と同時に受けられるのがメリットですが、費用(種類によるが1本$50程度)は自己負担です。保健所なら無料です。予約は不要です(というよりできません)。

Lentz Public Health Center (Metropolitan Health Department )
住所:2500 Charlotte Ave, Nashville, TN 37209
時間:Mon. - Fri. 7:30 - 16:30

予防接種時に日本での接種記録(母子手帳等、英訳があればベター)が必要です。またアメリカではBCG は通常接種しないため、ツベルクリンで陽性の場合は、事態を説明するのに苦労しますので覚悟しましょう。接種が終わるとTemporary Certificate of Immunization が発行されます。なお、上記のLentz 保健所で予防接種を受ける場合は、初めに2階のSuite 200 で英訳の接種歴の用紙を提出すれば、テネシー州公認のCertificate of Immunization を作成してくれます。現時点で必要な接種が分かるので、そのcertificate を持って1階のSuite 120 に移動し、予防接種の受付をします。

2. 健康診断(Physical Exam )
身長・体重の測定、視力検査、問診等があります。キャンパスの近くでWalk - In で受けられる場所としてはWhite Bridge にCentra Care があります。これが終わると、Child Health Record(いわゆるGreen Form )が発行されます。

Centra Care
住所:339 White Bridge Rd (I - 40のExit 204を出て南へ向かい、Charlotte を越えて右側)
時間:Mon. - Fri. 7:00 - 20:00, Sat. - Sun. 8:00 - 18:00

3. 面接
Teacher's Center にあるBilingual ⁄ ESL Office で、色や体の部位など簡単な英語の面接を受けます。その後で、どの学校に通うかを指定されます。この面接は予約が必要です。

Teacher's Center
住所:3501 Byron Ave.
時間:Mon. - Fri. 8:00 - 16:30

なお、中部テネシー大学で土曜日のみの日本語補習校が開かれています。

 

幼稚園

小学校入学前の児童は、Daycare に通わせることもできます。必ずしも週5日すべて通わせる必要はありませんし、保育時間・費用等も場所によって異なります。Vanderbilt 周辺には3つ程ありますが、Vanderbilt大学の機関が運営している幼稚園(通称Acorn Shcool)はOwenの建物にも近く非常に便利です。大学関係者(教授や生徒)のお子様が入園する幼稚園ですので同じVanderbilt大学のネットワーク内という安心感がありますが、人気で空き枠が少ないため、Waiting List登録をした上で空きが出たら入園する、という形をとることが多いようです。Acorn Schoolは私立幼稚園ですのでTuition feeはかかりますが、収入に応じて奨学金を受領(授業料からディスカウント)することも可能です。なお、入園に際しては、Web経由で申請できるものの、申請料として$100を小切手で支払う必要があります(2025年5月現在)ので、日本から渡米してすぐにお子様を幼稚園に預けたい場合などは、米国居住者(Owenの日本人在校生)に小切手支払を立て替えてもらうことで対応するケースが一般的です。
 

タクシー ⁄ Uber ⁄ Lyft

Nashville、特に学校周辺では流しのタクシーを拾うことはまず不可能です。そのかわり、UberないしはLyftであれば、車を掴まえることは容易ですので、お勧めします。アプリをダウンロードし、クレジットカード情報を入力するだけで利用可能です。事前予約や現在の走行位置が把握できるので、旅行の際に空港まで移動する場合などもUber/Lyft が便利です。Nashville International Airportはアメリカのなかでいち早くUberやLyftの乗り入れを認めた空港なので、専用の乗車場があります。また、学校の友人たちの話によるとLyftのほうがたいていの場合少し安いようです。利用ごとにUberとLyftの値段を比較して使用するのもよいかもしれません。

送金アプリ(Zelle, Venmo)

アメリカで個人間での金銭をやり取りする際にかなり便利なアプリとして、Venmo、Zelle等があります。ほぼ全員がこれらのアプリを使用しているといっても過言ではないかと思います。口座を指定するだけで、そこから他の人にお金を送金できたり、受け取ったりできます。ちなみに日本ではこのアプリは存在しないため、ダウンロードする際にはAppleのアメリカ用のアカウントを作る必要があります(参考までにですが、Get mobileやAmazonもアメリカ専用のアカウントを作成しないと利用できません)。なお、Bank of Americaで口座開設、デビットカード・クレジットカードを作成される場合はZelleとの連携が可能です。

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