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ナッシュビル

Owen のあるテネシー州の州都ナッシュビルは、「Music City 」と呼ばれる音楽、特にカントリーミュージックで有名な観光都市です。 昼間はビジネスマンで賑わうダウンタウンも、夕方にはあちらこちらから音楽のリズムがこぼれ出し、昼とは全く違う顔を見せてくれます。 また、ナッシュビルには17のカレッジや大学が点在し、約52,000人もの学生が学生生活を送っている学園都市でもあることから、「南部のアテネ」とも呼ばれています。 しかし、人口は約65万人とボストンと同程度の

規模で、街には緑があふれ、治安もアメリカではトップクラスの水準を誇っており、加えて物価もニューヨークや

サンフランシスコほど高くないことから、非常に住み   良い環境が整備されています。経済状況も良好で、2019年にはAmazonの主要拠点がナッシュビルに新設され新たに5,000人規模の雇用が創出されるなど、ナッシュビルは更なる発展を

続けています。

ナッシュビルってどんな街?

ナッシュビルについて、簡単にご説明します。 テネシー(Tennessee ) 州はアメリカ合衆国16番目の州として1796年に

成立し、現在の人口は677万人(2018年)で全米第16位の州となっています。 おそらく一般の日本人にとって、テネシー州のあるアメリカ南部地域はどちらかといえばなじみの薄い地域ではないかと思います。また、アメリカ南部と聞くと、政治、文化的に 保守的、もしくは有色人種への人種差別の名残が存在すると言った少々閉鎖的なイメージを思い出す方もいるかも

知れません。日本のマスメディアを通して目にする事のできる アメリカは、多くのものがニューヨーク、ロサンゼルス、

シカゴなどリベラルな大都市についてであり、南部の地方都市については断片的に報じられる場合が多い事が一つの理由と

なると思います。しかし実際は、多くの南部地方都市がしっかりとした教育機関や経済基盤を持ち、他州、海外の都市との

交流を通じてオープンな都市づくりを行っています。 中でもナッシュビルは全米でも著名な教育機関、音楽産業、

ヘルスケア産業を有する中規模都市でありながら、比較的住み易い都市として評価を受けております。 (以下の表をご参照)

また、南部の地方都市に住む多くの人は、アメリカ本来の生活様式など、昔ながらの文化を保ち続けて生活をしています。

特にナッシュビルでは、多くの人々が信仰心に富み、 それぞれのコミュニティを作りながら穏やかに暮らしており、そして

街は南部ホスピタリティに溢れています。また人口構成においても、他の大都市と比べた場合、移民系を除いた アメリカ人の割合が比較的多く、南部でも代表的な昔ながらの街を体験する事ができます。つまり、ナッシュビルは本当の

「古き良きアメリカ」を体験できる理想的な都市だと 思います。

犯罪の発生率に関して特に統計的なデータを拾ってはおりませんが、治安に大きな不安はない街だと実感しております。

特にOwen のあるダウンタウン西側から、Owen の学生の多く 住むWest End, Hillsboro, Green Hills, Belle Meade,

West Meade, Bellevue エリアは、常識的な生活を営む上では(深夜に盛り場・コンビニ・ガソリンスタンドに行くなどの

リスクの高い行動をとらないという意味です)非常に治安の良い地区です。以下の表は主要なアメリカの都市と

ナッシュビルとの比較になります。

Image by 🇨🇭 Claudio Schwarz | @purzlba

New York

​人口

​全米人口順位

​平均家賃(月)

​8,550,405

1位

$2,895

Image by Sawyer Bengtson

Chicago

人口

全米人口順位

平均家賃(月)

2,720,546

​3位

$1,893

Image by Gibson Hurst™

Philadelphia

​人口

​全米人口順位

平均家賃(月)

1,567,442

5位

$1,576

Image by Joseph Barrientos

San Francisco

人口

全米人口順位

平均家賃(月)

864,816

13位

$3,536

Image by todd kent

Boston

人口

全米人口順位

平均家賃(月)

667,137

23位

$2,353

Image by Tanner Boriack

Nashville

人口

全米人口順位

平均家賃(月)

654,610

25位

$1,343

意外と日本に近い街

テネシー周辺は、日本の製造業にとって非常に戦略的な意味を持っている場所でもあります。というのも日系自動車、電子部品メーカーなどが、この周辺地域に多く集まっているから です。彼らは、5大湖周辺の組合の組織力が強い州から逃れ、あらたな生産体制を確立すべく

南部へと歩を進めたのです。例えば、ナッシュビル郊外には北米日産の本社があり、 ほかの日系部品メーカーも日産に従い進出して

います。よって、ここテネシー州は日本人にとって住みやすい環境がある程度は整えられています。また、ナッシュビルには、 寿司屋や

日本料理屋がかなりありますし(ただし日本人経営の店は少ないです。。。)、ケンタッキー州からわざわざ日本人が買出しに来る日本の

食材店もあります。

そして、今後も日本企業との良好な関係を強化するべくテネシー州自体が日本企業を積極的に誘致し続けています。 2008年1月より

ニューオーリンズにあった 日本総領事館 がナッシュビルに移転してきました。

カントリーミュージックの聖地

我々の住むナッシュビルは、このテネシー州の州都として周辺総人口100万人を擁する南部の中核都市のひとつです。古くから音楽産業の

中心として栄え、Music City の異名が ついています。いわゆるカントリーミュージックの元祖ともいえるブルーグラスの発祥地でも

あります。現在でも街にはレコーディング用のスタジオやカントリー専門のケーブル、 ラジオ放送局が沢山存在します。

また、ダウンタウンの目抜き通りにはカントリースタイルのバー、レストランが立ち並び、週末は深夜まで多くの人々で賑わっています。

四季と壮大な自然

ナッシュビル中心から少し車で走れば、日本では考えられない住環境を享受できます。多くのアパートや住宅が森や林などに囲まれている

ため、都市的でありながら大自然を実感 できるという稀有な環境はナッシュビルの大きな魅了になっていると思います。また30分ほど

郊外に走ると巨大な湖や写真のイエロースモーキー国立公園などの自然公園が沢山存在します。アウトドアシーズンに突入すると

週末は勿論の事、平日の夕方でもマウンテンバイク、フィッシングやボート、更にはBBQを楽しむ人で賑わいます。

ナッシュビルの気候は、東京の気候と比較すると、冬が短く夏が長く感じられます。実際に、冬の冷え込む期間が12月から2月と短く、

夏においては5月下旬から10月上旬と暑い期間が 長くなります。時には、12月でも半袖という日が何日かあります。

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