Strategy
Required Courses
Corporate Strategy
2019年 秋
Class of 2020 J
教授: Brain T. McCann
ビジネス戦略の上の階層のコーポレート戦略にういての講義、各種フレームワークとケーススタディと交互に授業が展開されます。事業の多様性についての垂直、水平展開や、グローバル化、M&Aなどの他社との関係性などについてフレームワークを駆使しながら、学ぶのが特徴です。講義は、とてもよく構成されていて、また、質問にも気軽に、しかも丁寧に回答してくれる教授なので、とても満足度が高い授業でした。
Electives
Game Theory and Business Strategy
Game Theory and Business Strategy
2020年 春
Class of 2020 DA
教授: Vlad Mares
John Nashが提唱したゲーム理論とその後に派生したOligopoly, Auction, Bargaining, Networksをビジネスの局面でどのように利用できるかを学ぶ授業です。講師はINSEADからの客員教授で、毎年2クラスの教室が満室になるほどの人気授業となっています。実際に私が受けた時間帯は教室の椅子に空きがなく、Campus Visitの受験生が見学に来ている際には立ち見となっていました。授業では主に競争条件との価格決定とBundling、値引き戦略を扱うと共に、オークション戦略、公共事業の競争入札戦略での価格決定も紹介されました。特に価格決定では単純化したモンテカルロシミュレーションを利用して最適な入札価格を導くなど、従来のコストプラスの価格決定を軽快なテンポで真っ向から否定していく様子が非常に小気味いい授業でした。
Game Theory and Business Strategy
2020年 春
Class of 2020 YK
教授: Vlad Mares
1年の必修であるEconomyのAdvancedな内容です。2社もしくはそれ以上の競合がある場合に、どのような戦略を取れば、自社に有利な結果を生み出せるのかといった問いに対する答えを理論に基づいて学べる授業です。授業で学んだ理論をもとに、チームでのクイズを3回、個人で2回提出することになります。授業のスピードが早く、消化するのに時間がかかる印象を持ちましたが、Strategyに興味がある学生には人気の授業で満足度は高かったように感じています。
Strategic Alignment of Human Capital
Strategic Alignment of Human Capital
2019年 秋
Class of 2020 J
教授: Nacy Abbot
人材の採用、教育、配置について、マネジメントの立場から考えていく講義です。2回のグループワークと毎回のケースの感想の提出、3回のゲストスピーカーによる講演で構成されています。毎回感想文を提出しないといけないので、英文の読み書きに負担感がある人は、きついと感じるかもしれません。人材戦略を考える上で、必要な基礎的な考え方を学ぶことができると思う授業です。
Innovation Strategy
2020年 春
Class of 2020 J
教授: David A Owens
イノベーティブなビジネスアイディアの創出について学ぶ講義です。実際の会社に対して、ビジネスアイディアをプレゼンするのがこの講義のゴールです。元IDEOのコンサルタントであった教授のもとで、デザインシンキングなどの手法に基づいて、アイディアの創出、絞り込み、プロトタイプの作成、プレゼンという一連のプロジェクトを回すことを学びます。対象となる会社の社員も多数参加して、真剣なフィードバックをくれるためにとても刺激的な講義でした。イノベーションについての理論は事前にビデオで学習して、講義はワークショップ形式となっています。
Corporate Valuation
2020年 春
Class of 2021 YH
教授: Blocher Jesse A.
Top Hatを利用した教授オリジナルの教材を読みながら、実際の企業の業績を分析して企業価値を計算する方法を学ぶ授業になります。目的はmultiple法とDCF法の両方で企業を評価できるようになることです。そのために必要な情報の整理の仕方、重要な項目、またエクセルを用いての必要な指標の計算方法を実際に教授が実践しながら丁寧に説明してくれます。私はファイナンスやアカウンディングの知識はでは乏しいため少し不安もありましたが、今まで習ったそれらの知識を実際にこのような形でビジネスに活かせる手法をこの授業で学んだことは非常に興味深かったですし、学んだ基礎的な知識が実践に活かせる感覚がもて面白かったです。
2019年 秋
Class of 2021 TI
教授: Craige Lewis
ケースを通じて企業価値算定の方法を学ぶ授業です。ほぼ毎週グループでケースの課題が課され、かつ、そのうちの一つはクラス内で発表をするという形式です。ベータ値の算定方法から、Discount Free Cashflow法、Multiple(EV/EBTITDA倍率など)を使用した企業価値算出といったことを一通り扱います。ただし、レポート作成に関しては既に前提知識がある程度ないとかなり厳しいと感じました(授業内容は一から優しく教えるという感じではありません。)。そもそも企業価値算定に絶対的な方程式みたいなものはなく、アートの世界なので(教授もよくこのように言っていました)、そこは割り切って学習するのが良いかと思います。個人的には簡単な企業算定の内容の本(日本語)を読んでおくと、理解度も深まり、知識定着も図れるためお勧めです。
Managerial and Organizational Effectiveness
2020年 春
Class of 2020 J
教授: Rangaraj Ramanujam
組織マネジメントについて学ぶ授業です。パーソナル、グループ、組織というように個人から企業にスケールアップしながらマネジメントについて学んでいきます。フィードバックの重要性とその方法、ネットワーキング、上司との対話など、ある種泥臭いところに関しても言及している授業です。授業ではコールドコールもあるので予習は必須、2回の個人リフレクション、2回のグループケース、1回のグループリフレクションが課題としてあります。Owenでもとても人気のある先生で、インターネットに対しての面倒見もとても良いです。
Operations Strategy
2019年 春
Class of 2020 DA
教授: David M. Dilts
各授業でケースを基にCOOの立場となってOperationの戦略を検討、議論する授業です。担当した教授はCaterpillarなどのOperation strategyのadviserをしていた経験があり、現在は教授の他に企業のCEOもしているOperation strategyの専門家です。Whole fooods、New BalanceなどのRetail companyからDisneyなどのサービス業、Intelなどの製造業まで幅広い分野のケースを扱います。
Healthcare Economics and Policy
2019年 秋
Class of 2020 YK
教授: R. Lawrence Van Horn
アメリカの医療環境をめぐる問題点の一つとして、医療費の高騰の歴史的な背景や、現在の複雑な状況を作り出した要因をデータを元に紐解く授業です。医療提供者、保険者、被保険者、製薬業界など複数のキーワードを起点として、医療の抱える問題を明らかにする構成になっております。
Mergers and Acquisitions
2018年 秋
Class of 2020 TK
教授: James K. Seward
M&Aにおけるシナジー効果の考え方、株式交換による買収、オプションの設定、敵対的買収、成長戦略としての買収等について学びます。ケース学習を中心に進められます。 評価は毎週のグループワークとクラスパーティシペーション、そして期末のピッチブック作成でなされます。毎回のケースに教授が論点を整理しながら勧めてくれる点が良かったです
2017年 春
Class of 2018 SK
教授: Nicholas Crain
毎週出されるM&Aのケースに対して、戦略的意義、バリュエーション、その他課題(株式交換 vs.キャッシュ、買収防衛策、買収後資本構成、資産買収 vs.株式買収)等に関する レポートを提出します。課題の負担が重い授業ではありましたが、沢山のケースをこなしたことで一番習得度が高い授業だった様に感じました。また、最終提出物として、想定案件に対する 買収提案書(Pitch book)の作成があり、30~40ページのスライドを作成しました。期末試験は無し。最初のレポート以外は全てグループ課題となり、グループメンバー選びが重要です。 ファイナンス専攻だけでなく、事業戦略に興味がある人にはオススメの授業だといえます。
Pricing Strategies
2019年 秋
Class of 2020 DA
教授: Geoffrey Durso
価格の妥当性、価格競争、Premium vs Luxuryなど価格に関するトピックを幅広く扱う授業です。特に、新しいテクノロジーが生まれた際の価格決定方法とCustomerへの利益還元に関する考え方が興味深く、価格のFairnessを幾度も議論する内容でした。また、アメリカならではの内容としては、プロスポーツのチケットのバンドル価格とバンドル内容をConjoint Analysisを使って議論するなど面白いものでした。担当していた教授が来年度からシカゴに移るため、来年度以降もこの授業があるとしたら別の教授が授業を行うこととなります。
2018年 秋
Class of 2019 AF
教授: Geoffrey Durso
価格戦略の授業で、モノやサービスに関するプライシングを学ぶ授業です。B to C におけるベーシックなフレームワークに加え、交渉を主体とする B to B における 価格設定はB to C とどのように異なるかなどについても学ぶことができます。さらに、フレームワークを踏まえて、製薬品、チケット、パソコン(B to B)などについてのグループでのケーススタディーを行い、最適な価格設定について検討を行うのが特徴です。最終のグループ課題では、好きな企業や商品のPricingについて分析して、どう改善すべきかを考え、提案するという内容でした。