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プロフィール その1

プロフィール その1

【留学形態】 社費
【出身業種】 化学メーカー(プロセス開発)
【出身大学】 東京工業大学院 ⁄ 機械工学
【専攻志望】 Operations management ⁄ Strategy
【海外経験】 旅行のみ (アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア-各1~2週間)

 

動機

入社以来、製造現場に直結した技術検討を担当してきました。関連したプロジェクトを通じて、技術以外にも意思決定のタイミングの重要性、事業戦略の難しさを痛感しておりました。 さらに、実際に自分が将来、事業全体を見る立場になることを考えますと、これまでの職歴やこれから経験するであろう職務では、これらの問題点を克服するのが難しいと感じ始めて おりました。製造会社にとって、製造現場が一番大事であるのは間違えありませんが、技術を理解している経営者や経営を理解している技術者が少ないと考え、社内選考の応募を考えました (年齢的にも会社の制限の限界でしたので)。また、所属した製造現場では国際的な感覚を養う機会に乏しく、今後の職務を考えたときに、MBA から得られる国際的な経験は必須と考えたところが主な動機です。
 

合格理由

TOEFL、GMAT 共に思わしくなかったのですが、エッセイとインタビューはある程度、自分が納得できる内容だったと考えています。Vanderbilt は、GMAT の点数だけを大きな判断材料 に使っていなかったのが、合格できたポイントだと思っています。後は、Vanderbilt に限らず、自分が受験している大学に行きたいという熱意をエッセイやインタビューを通じて アピールすることが重要だと感じました。
 

受験勉強

TOEFL

TOEFLは、TOEIC とは内容が大幅に異なります。早めにTOEFL を受験し、自分の実力を確認されることを強くお薦めします。また、TOEFL を終わらせてからGMAT に移行した方が良いという ことをよく聞きます。理想はその通りですが、TOEFL の得点が上がらなくても7月位にはGMAT を始めないと、余りのギャップについていけません。TOEFL は高い方が当然良いのですが、 多くの大学で足切りに使われるだけということなので、TOEFL よりもGMAT で高得点を取ることをより重視しました。

・Listening
音質が良くないため、Power prep.で本番の音質を確認することをお薦めします。TOEFL 用の 参考書を繰り返し勉強し、シャドウイング等を行い、地道に努力を継続するしかありません。また、CAT 方式のため、最初の間違いを極力なくすことが高得点への道になると思います。

・Reading
多くの方が得点源にされるところですが、私は、読解力が無いためか、なかなか点が伸びず苦労しました。まずは、単語問題を落とさない様に、単語集(「TOEFL 英単語3800」のランク 3まで)を仕上げました。それと、良質なTOEFL ライクの問題を読むことにより、慣れることも重要でした。

・Structure
基本は、2冊「はじめてのTOEFL」、「TOEFL Test 620点」(共に、長本吉済著、アスカ出版)です。これで、ほとんどのことがカバーされていました。他に、予備校の問題集や一般の 問題集をやれば満点近くまで取れるようになりました。

・Writing
英文を普段書かない仕事だったため、苦労しました。まずは、公開されている問題を確認することだと思います。基本は、プリンストンレビューの参考書「TOEFL テストライティング」 (Sean Kinsell 著、SS コミュニケーションズ)でカバーできます。自分のテンプレートを覚えれば、テスト時に時間の節約ができます。高得点を狙うためには、内容(段落構成)も 重要ですが、文量を多く書くのが重要だと言われています。最終的には、出題される全てのテーマに関して自分の考えをまとめておくようにしました。

GMAT

個人的には、Verbal は独力で勉強するのは難しく、予備校の力を借りた方が良いと思います。1年間に5回までしか受験できないため、いつ受験すべきかよく考えてから受けることを お薦めします。私は点数が伸びませんでしたが、年が明けた後に高得点を上げて、上位校に入学している人も結構いますので、決して諦めることなく、頑張って下さい(もちろん、 ベストは早めに高得点を出した方が気が楽ですが)。

・Quantitative
理系の人ならば問題なく得点できると言われており、確かに問題は難しくありませんでした。ただ、ここでこけては全く話にならないため、私は多くの問題を解くようにしました。 本番の問題は過去問より難しいと言われていますが、受験月によっても変化するため、余り気にしませんでした。私は、マスアカデミーの問題集とイフの問題集をやりました。1日30分 程度でもGMAT の数学に当てることができれば、大きく結果が違ってくると思います。同じ様な問題が繰り返しでるため、過去問を解くことを最も重視しました。

・Verbal
GMAT 受験の肝です。日本人の受験者が最も苦労するところですし、私も当然最も苦労しました。3つの内容があります(私は出来が悪かったので、参考程度に読んで下さい)。また、 このテスト(Math、Verbal 共に)もCAT 方式のため、最初の誤答をなるべく抑えるべきです。

・SC(Sentence Correction )
文構造の正確さを確かめる問題。TOEFL の文法事項とは大きくことなります。多くの問題を解いてパターンを覚え込みました。

・CR(Critical Reasoning )
論理的思考を確かめる問題。単文(100words 程度)を読み、論理展開、論理の補強や弱める選択肢を探す。これも、多くの問題を解いて、思考パターンを覚え込みました。

・RC(Reading Comprehension )
通常の読解問題。CAT 方式のため、前の問題に戻ることができないため、非常に難しい。また、TOEFL は問題の順番と、質問になっている位置がほぼ順番通りに並んでいるが、GMAT では ランダムのため、非常に難しい。最初の2パッケージを解いて、残り2パッケージを捨てるという方法を推奨する予備校もあるようですが、どうするかは自分の判断で決めるしか ありません。

・AWA
TOEFL のWriting とも似ていますが、1問30分で計2つのエッセイを書くことになります(合計1時間)。Issue 問題(TOEFL のテーマに似ています)とArgument 問題(ある議論に対して、 問題点とそれに対しての自分の代替案を示す)があります。プリンストンの授業で配られている本が全問題に対して考えが示されており、まとまっていて非常に重宝しました。GMAT の 総得点には全く関係ありませんが、大学側が読む可能性があるという情報もありますので、準備は必要だと思いました。

Essay

テスト(TOEFL、GMAT )が終了しないと、本腰を入れるのは難しいと思いますが、各テーマに関してネタ出しを早めにしておくことが、後からの負荷を軽減することになると思います。

課題
以下が私が書いた代表的な項目です。どういうネタで自分を売り込むかを早めに考えておくべきです。私の場合、海外出版の本の方が参考になりました。

・Why MBA ?
・Why その学校?
・Short term とLong term のキャリアゴール
・Leadership、teamwork の経験
・クラスへの貢献
・業績(社内、社外)
・失敗から学んだこと
・海外での経験
・余暇の過ごし方

予備校について

私は、当初、イフ外語学院のカウンセラー(日本人)と仕上げる予定だったのですが、余り参考になるアドバイスがもらえませんでした。そこで、麻布オンラインというE-mail のやり取り でエッセイを仕上げるサービスを行っているところを使用しました。かなり有効な指摘を得ることができました。カウンセラーとは相性もあるかと思います。結局は自分のエッセイである ため、本等も参考にし、自分で納得した物を仕上げて下さい(私はカウンセラーに直されたのが気に入らなかったので、結局自分の表現に戻したことも多かったです)。

イフ外語学院のカウンセラーによるエッセイの内容に関するコメントはほとんど参考にならなかったものの、英文を小難しく修正してくれたため、内容は麻布オンラインとで詰めて、 英文を見栄え良くするのにイフのカウンセラーを使いました(結果的には、2つの意見を聞くことができたので、満足のいくエッセイを仕上げることができました)。

Interview

これは、いかに事前に練習を積むかにかかっています。学校やinterviewer によって質問内容は若干異なりますが、私にとっては、想定問答集を作り、繰り返し練習することがポイントと なりました。ただ、ある大学とのInterview は最悪だったのですが、何とか合格しましたので、Interview だけで決まることはないと思います。また、失敗したら次の受験校に早めに 心を切り替えることも重要です。

Interview準備
イフ外語学院は、ほとんどの大学について、受験生のinterview 資料を集めており、ここからもらった情報は非常に役に立ちました。数校の準備をすれば、9割以上の質問項目はカバーで きると思いました。
受験している学校に興味を持っていることをアピールするために、パンフレット、HP等をよくチェックし、最後に質問を行いました。私は、授業及び学校の内容で4つ、private の質問を 2つの計6つの質問を各大学で行いました。

 

合格後の感想

留学生向けのサマーの感想は、色々な方々が記入されていますので、生活の立ち上げについて、コメント致します。Vanderbilt は合格者と在校生の間で、3月位から頻繁に情報交換を 行うメーリングリストを作成するため、渡航前の準備や渡米後の生活立ち上げに非常に役立ちました。私は田舎に在住していたため参加できなかったのですが、日本で合格者と在校生や 卒業生との飲み会が行われております。こういう皆で協力していくという雰囲気も私がVanderbilt に決めた大きな要因の一つでもあります。

授業開始前の数週間前~数日前までと、渡米日時が同期の中でも様々だったのですが、なるべく早めに渡米されることをお勧めします。アメリカでの生活立ち上げは、日本とは異なり、 何をやるにしても1回で上手くいくことはまれで、時間がかかり、おまけに英語が輪をかけ、予想以上にストレスたまります。現在は、VISA の関係でサマー開始の30日前からしか入国 できないのですが、3~4週間を生活立ち上げに使えると、授業に余裕をもって臨むことができると思います。

最後に、受験勉強は非常にストレスもたまり、大変だと思いますが、自分を信じて頑張れば、必ずどこかの大学で合格が勝ち取れると思います。大学に関しての不明点やその他何でも 構いませんので、お気軽にお尋ね下さい。

プロフィール その2

【留学形態】 社費
【出身業種】 システム開発
【出身大学】 理工学部
【海外経験】 なし

 

動機

システム開発を通じて企業経営知識の不足を感じたからMBA 受験を決めました。
ビジネススクールの中でもOwen を受験したのはeCommerce のランキングがトップだったからです。

 

合格理由

面接は当校が一校目で大失敗だったのでのですが、エッセイに注力したから合格を頂けたのだと思います。
Owen の選考基準は、特にキャリア・多様性を重視しているような印象をもっています。

 

受験勉強

私のような一般人は予備校に通って時間とお金を費やすしかないと思います。
プリンストンレビューとイフ外語学院に通いました。ここ一校に通っておけば大丈夫という予備校は日本には無いように感じました。

 

その他

・渡米後の印象
ナッシュビルは治安もよく人々は親切で、昔持っていたアメリカに対する印象が大分変わりました。

・受験生へのアドバイス
日本の英会話学校で日常会話ができてもビジネススクールの授業・グループワーク等ではまったく歯が立たないので、要注意。

プロフィール その3

【留学形態】 社費
【出身業種】 メーカー(就業年数:6年)
【専攻志望】 Operations management ⁄ Strategy
【海外経験】 2002年10月から8ヶ月間、米国ボストンを拠点に日系工場のリサーチ業務を担当

 

動機

「なぜMBA が自分には必要なのか?」という疑問は出願プロセスの中で常に自問自答していた問題でした。本当は日本のビジネススクールに進んだり、あるいは実務経験を重ねて リアルに稼ぐという方がよいのでは、とも考えました。しかしながら、従来アメリカが日本の製造業等を学んだように、今度は日本人もアメリカの持つビジネス観を学習できないかと 思っていました。そうした折、ある製造業から声がかかり、MBA への派遣を許可してもらいました。
 

合格理由

2nd での出願で低TOFEL、低GMAT ですが、少しバックグラウンドが変わっているかもしれません。某都市銀行で約3年働いた後小売業界へ転職しM & A などをやりつつ財務、予算 統制、IPO 業務を担当。その後製造業へ移り現在に至ります。現在29歳ですが、既に転職暦2回です。
 

受験勉強

TOEFL & GMAT
TOEFL は3回、GMAT は2回受けました。GMAT に関しては10月と11月に受験し納得のいくスコアではなかったものの、時間的制約もあり、結局それで提出しました。 私は日本で予備校等には行っていないのでテクニックなどはよく分かりません。ただTOEFL に関してはアカデミックな教材のリスニングよりもフレンズや映画 (グッドウィルハンティングはお勧めです)でリスニングを楽しみながら覚えていきました。

 

その他

ナッシュビルでは家族にとって暮らしやすい町だと思います。お子様連れでも、ご夫婦だけでも、もちろん単身者のかたでも十分に満喫できると思います。

プロフィール その4

【留学形態】 社費
【出身業種】 鉄道
【出身大学】 一橋大学 ⁄ 法学部
【専攻志望】 E - Commerce、Marketing
【海外経験】 大学時に2ヶ月間カナダ・米国に留学、あとは海外旅行
【英語での職務経験】秘書時代に2年間、海外取引先や海外公的機関とのやりとりや接遇

 

動機

大学在籍時に短期間アメリカとカナダに留学する機会があり、その時に日本とアメリカの教育の違いにカルチャーショックを受けたことで、アメリカに留学することに対して憧れの ようなものをずっと持っていました。大学卒業後は特に海外というキーワードは考えずに、事業範囲の広さや日本のインフラを支えることに魅力を感じてJR に入社したのですが、人事、 秘書などの総務人事畑を歩んで来て、中堅社員になる前に、自分の守備分野をさらに広げたいと感じるようになりました。また2年間の社長秘書としての経験の中で、トップマネジメント のダイナミックさに魅了され、海外留学への興味が再燃し、社内の留学生派遣制度に応募したところ、めでたく候補生に選出されました。
 

合格理由

私はThird round での合格です。ちょうど担当していた仕事が秋から春にかけてピークを迎えていたため、全体的にエッセーの作成が遅れてしまい、駆け込みでの受験になってしまい ました。
Vanderbilt 大学に関しては仕事で関わったことがあり、もともと親しみがあった学校でした。MBA のカリキュラムに関してはE-Commerce やマーケティング、ファイナンスが強く、また 他のVanderbilt の大学院のコースを含め柔軟で豊富なカリキュラムを用意しており、満遍なくマネジメントを学ぶことが出来つつも、自分の興味のある分野を深く掘り下げることが 出来るので非常に魅力的でした。8月にプリンストンレビューで開かれた在校生によるプレゼンとゲストで参加されたAlumni の方々の雰囲気が非常に良く、また電話Interview での 面接官(留学生担当のChristie 女史)との面接との会話も非常に弾み、是非行きたいと思うようになりました。私の会社ではMBA 以外の学部なども広く受験することを義務付けていた ため、GMAT 以外にもGRE、LSAT なども同時に勉強しながら、様々な大学院を受験しましたが、結局自分の守備範囲を広げるためにはMBA が自分に必要な学位だと感じたことと、 またナッシュビルの温暖で美しい自然、キャンパスの美しさ、Vanderbilt というブランド(創始者がアメリカの三大財閥の一人なのでアメリカ人は誰でも知っている名前です)、 すべてが自分のニーズにマッチしていたので、某アイビーリーグ校のMS の合格を蹴ってここに進学を決めました。

仕事が忙しすぎてCampus Visit が出来なかったので、Interview はChristie 女史と電話で行ったのですが、このインタビューが非常に盛り上がり、エッセーについての質問以外にも 私の趣味の話、私が人事部で担当していた採用広報の話、また京都や趣味の茶道の話など、予想せず会話の流れのなかで適宜脱線して色々な会話をしました。最後はChristie 女史から カリキュラムや専攻についての話や学校自慢などもしてもらえて、受験者である私自身にとっても非常に楽しいInterview でした。その時は緊張していてあまり上手く行ったという実感 は感じなかったのですが、今思うと勝因はこのInterview だったのではないか、と思います。

 

受験勉強

とにかく時間との戦いでした。社費受験の方の中には、普段通り仕事を続けながら準備をされている方も沢山おられると思いますが、私もそのうちの一人で、さらに仕事のピークと 出願時期が重なってしまい、殆んど徹夜の日々が何日も続きました。

TOEFL

普段全く英語を使わない生活だったため、Listening の点数が中々上がらずに苦労しました。努力の結果、何とか受験年の10月に目標スコアを 超えたので、ここでGMAT とエッセイに移りました。

・Listening
通勤時をはじめとしていつもテレコを持ち歩きながら、予備校で録音したテープやETS の教材などを30%早回しにして聞いていました。 TOEFL の本番のヒアリングの英語は非常にノイズなどがあって聞き取りにくいので、わざとダビングを繰り返した音質の悪いテープなどを使いながらノイズに慣れるようにトレーニングを しました。あとは予備校のCD - ROM 教材などを毎朝、出勤前の数十分を利用して少しづつ繰り返して解きました。セクションとして目指していたスコアには至りませんでしたが、それなりに リスニング力は上がったことは実感できました。

・Structure
毎回ほぼ満点近い点が出ましたのでほとんど対策はしませんでした。

・Reading
ひたすら単語を覚えました。旺文社の3800は有名ですが、最近のETS の傾向とは少しずれがあるような気がします。語彙の問題が一番ひっかけ問題が多いのと、TOEFL のリーディングに 出る単語はパターンのようなものがあるので、ETS の教材を繰り返し溶きながら、分からない単語をETS の教材から自分で抜き出して単語帳を作り、それを覚えました。結果、満点を 取ることが出来ました。

・Writing
イフの吉井先生のライティングの講座に通いました。ひたすらテンプレートを覚えて量を書くようにしました。ARCO 社から出ている解答例集はネタ探しに非常に参考になりました。

GMAT

イフ、プリンストン、マイスターに通いました。最初の点数はなんと490点、結局640点止まりで点数は最後まで伸び悩みましたが、このGMAT というテストは受験者の能力というよりは、 問題運や体調などで大幅に結果が左右されるテストですので、とにかく良い点数が出るまで、プレッシャーに負けずに受け続けることをお勧めします。とはいっても、昨今ではどこの ビジネススクールもUS News のランキング対策でGMAT の要求点を上げつつありますので(Owen でも最近そのような兆候が出てきているような印象を受けました)、しっかり対策をする ことは必要です。

・Sentence Correction
イフに通って1ヶ月で挫折。そのままプリンストンに移り、基礎固めをしました。プリンストンに通いながらOfficial Guide は3回ぐらい通しで解きました。それでもまったくスコアが 上がらなかったのですが、その後マイスターに通って問題の形式や分類を常に認識しながら解くようにトレーニングしたところ、大幅に上昇をしました。Official Guide やホワイト ブックののSC の問題は非常にやさしいので、実際のGMAT との難易度の差に驚くことと思います。私はネット通販でOfficial Guide より難しいと言われている新東方の問題集を手に入れて、 繰り返し解き、本試験の感覚をつかむようにしました。

・Critical Reasoning
CR は得点源だと思いますので、是非繰り返し演習をしてコツをつかむことをお勧めします。プリンストン、マイスターとも非常に良い授業でしたので、教材を解く以外には特別な対策は しませんでした。

・Reading
TOEFL で満点が出たので少々タカをくくっていたのですが、やはりGMAT のReading のレベルには歯が立たず、結局SC、CR を優先して解き、時間に余裕がある場合に短い方の問題に チャレンジするという形で受験しました。ほとんど対策は行わず、その分の時間をSC とCR にかけました。

・Quantitative
頑張って満点を出そうと努力はしたのですが、一歩およびませんでした。勉強方法としては、マスアカデミーの教材を一通りやって、 あとは間違えた問題をもとに復習をしました。文系出身ということもあり確率・統計分野に不安があったので、これは書店で薄いSEG 出版から出ている分野別の大学受験向けの参考書を 購入して一通りやりました。

・AWA
AWA に関してはイフのGordon 氏のクラスを取り、教えてもらったテンプレートを使っていました。後からMeister でより良いテンプレートを教えてはもらったのですが、結局時間のない 私には複雑すぎて使いこなすことができませんでした。

Essay

仕事が忙しく時間がなかったので、初めてエッセイにとりかかったのは2月のSecond Round でした。毎週の週末に2~3校分まとめて作成して、出すというプロセスを続けていきました。 最終的にはMBA 以外も含めて12校出願をしました(Vanderbilt MBA は最後)。

プロセスに関しては、基本的にイフの学院長レッスンでネタ出しを行い、それをもとに自分で修正・翻訳しながら、Essay Edge などのオンラインの添削サービスを利用して仕上げると いうプロセスでした。学院長以外のイフのカウンセラーはエッセイに関しては使いませんでした。

鉄道という業種はアメリカでは全くなじみが無く、MBA 界での知名度もほぼ皆無な業種でしたので、エッセイではまず自分の携わっている業種の説明を丁寧に述べることから始めて、 いかに自分の仕事が日本社会に貢献しているかということを強調しました。また、私は大学で茶道をやっていたので、アメリカ社会と日本社会の文化の違いのようなものをエッセイで 打ち出し、日本文化なら自分に任せてくれ!というようなアピールの仕方をしました。

ぶっちゃけた話、ビジネススクールの出願に関しては、敵は日本人同士ですので、いかに他の日本人出願者と差別化できるかという観点からエッセイに取り組むべきだと思います。 いわゆるメーカー等の日本を代表する業種の出身でない方は特に、他の日本人にはない自分のウリを明確にポジショニングし、論理的に上手にAdmission にアピールすることが重要 なのではないかと思います。

Interview

人事担当の私から見てもChristie 女史の面接は非常に上手な面接で、受験者の良いところを引き出しつつも、しっかりチェックすべきことはチェックしているという印象でした。自分の エッセイについての質問に関しては紙に整理するなどして、明確に答えることが出来るようになっておくことと、また自分の仕事についての印象や昨今アメリカのビジネススクールでは どこも積極的に取り組んでいるテーマであるEthics に関しても自分の意見を述べることが出来るようになっておくと良いのではと思います。またInterview でAdmission が知りたい ポイントはコミュニケーション能力ですので、何よりリラックスして楽しく会話をすることを心がけることが大切だと思います!私は面接官を必ず一回は笑わせることを目標に準備 しました。結果、一旦Interview に進んだ学校からは、ほとんど合格をもらうことが出来ました。

 

合格後の感想

現在ちょうどサマーとオリエンテーションが終わり、本格的な授業が始まるところですが、他のインターナショナルの学生やアメリカ人の学生を前に日々カルチャーショックや刺激を 受けながらも、非常に充実した生活を送らせていただいております。受験準備は本当に大変でしたが、やはり現在の充実した生活を考えると、途中で投げ出さずに頑張ってよかった、と 思います。

現在受験準備されている皆さんも、今は大変だとは思いますが、それを終えれば辛い受験勉強に十分値する生活が待っていますので、是非初志貫徹して頑張ってください!
また何かOwen や受験準備についてご相談などございましたら、どうぞメールでお気軽にお問い合わせください。ご健闘をお祈りしております!

プロフィール その5

【留学形態】 社費
【出身業種】 金融機関
【出身大学】 東京工業大学大学院 ⁄ 経営工学
【専攻志望】 IT ⁄ Ecommerce
【海外経験】 米国出張1回、海外旅行(ヨーロッパ、マレーシア)2回のみ

 

動機

システム部門で仕事をしていた際にコミュニケーション能力強化の必要性を感じたこと、また投資部門で外国債券の投資業務を行っていた際に英語の必要性を痛切に感じたことと、 投資部門の多くのマネージャーがMBA ホルダーでMBA に対し大変誇りを持っているのを見るにつれ、自然と志望するようになりました。
 

合格理由

1月15日のセカンドでアプライし、2月初旬にキャンパスビジット(アプライ前の1月上旬に予定は入れました)、2週間ほどで合格をもらうことができました。あえて勝因を挙げると すれば、英会話力が高くないものの、アプライ後速やかにキャンパスビジットし「この学校に入りたい」と熱意を持ってインタビューに臨んだことだと思います。またこのウェブサイトに 加え、在校生からもメール、電話などで細かくアドバイスを頂きました。私は3校キャンパスビジットをしましたが、Owen は2校目で、最初の学校でうまく答えられなかった質問を再び 聞かれるという幸運にも恵まれました。
 

受験勉強

TOEFL

既に廃業したFirst & Company に2月~3月まで通った後、後は独学しました。L はなかなか伸びず苦労し、いろいろな教材に手を出しましたが、最後は会社の先輩のアドバイスを基に ひたすらPower Prep を繰り返しました。当初は単語カードを使っていたのですが管理できなくなったため、途中から「TOEFL 英単語3800(旺文社、神部孝)」のレベル3 までをひたすら繰り返し覚えました。なかなか記憶に残らないため、CD を聞きつつ書き取りを行い、定着に努めました。

GMAT

GMAT は、9月末から1月まで5回受験し、点数が伸びずかなり泣かされました。GMAT で点数が伸びなかった理由としては、Verbal でリーディングのスピードが遅い にも関わらず、受験の際にすべての問題を解こうとして、中途半端に時間を使い、特に大切な最初の10問の正解率が低くなったことが挙げられます。結局、きっちりリーディングを捨てた 1月にVerbal の方が点数が上がった一方、Math で失敗し本当に泣かされました。

予備校はMeister を利用しました。確かに値段は張るのですが、Verbal、Math、AWA (特にAWA のテンプレートは秀逸)とすべてを網羅しており、SC、CR を中心に体系立てた説明が受けら れるため、大変役立ちました。少人数でメンバーで講義を受けるため、会社外の受験仲間を作るのにも役立つと思います。

Essay & Interview

予備校はAMT を使いました(10月後半から1月後半まで)。カウンセラーと個別交渉により時間と場所を決められるため、会社へ行く前や昼休みなどかなり効率良く時間を使うことができ ました。エッセイを書くのは結局は自分なのですが、どうして駄目なのか、どのような方向に修正すればよいかなどをきめ細かく教えてもらい、値段は張りましたが、個人的には満足し ました。インタビューの練習はAMT に加え、ネットで海外の先生を選び、好きな時間に電話で手軽に受講できる「まなび」を使いました。「まなび」は会社のMBA 候補生全員が使っており、 皆満足していたようです。海外経験がほとんどないことからインタビューはかなり苦痛に感じていましたが、1月後半のエッセイが一段落した段階で、2週間ほどかけて重点的に練習しました。

 

合格後の感想

諸先輩から話を伺っていた通り、ナッシュビルは大きすぎず小さすぎず非常にバランスの良い街だと思います。日本食材も簡単に手に入りますし、治安も大変良く、物価も安いので、 独身、家族連れを問わず大変住みやすい場所だと思います。アジア人は決して多くはいませんが、南部の人は予想以上にフレンドリーで、その点でも生活しやすいです。大学は街の中心部 にほど近く、レストランも周りに沢山ありますし、私は学校から2分の場所に住んでいますのでとても便利です。車を少し走らせればオーガニックを扱っている生鮮食料品や日本食材店など があり、私の妻も満足しているようです。また生活の立ち上げでは先輩方や先にナッシュビル入りした同級生から詳細な情報を頂き、大変助かりました。

最後になりますが、受験期間中は精神的にも大変かと思いますが、是非とも頑張ってください。Vanderbilt 大学は日本ではほとんど知られていませんが、米国、特に南部で有名で、 質の高い学生が集まってきます。キャンパスビジットをしていただくと学校や街の雰囲気をダイレクトに感じることができますので、決して日本から近くはありませんが是非とも足を 運んでいただければと思います。

質問などがございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。皆さんとお会いできるのを楽しみにしております。

プロフィール その6

【留学形態】 社費
【出身業種】 金融機関
【出身大学】 東京工業大学大学院 ⁄ 経営工学
【専攻志望】 IT、Ecommerce
【海外経験】 米国出張1回、海外旅行(ヨーロッパ、マレーシア)2回のみ

 

動機

システム部門で仕事をしていた際にコミュニケーション能力強化の必要性を感じたこと、また投資部門で外国債券の投資業務を行っていた際に英語の必要性を痛切に感じたことと、 投資部門の多くのマネージャーがMBA ホルダーでMBA に対し大変誇りを持っているのを見るにつれ、自然と志望するようになりました。
 

合格理由

1月15日のセカンドでアプライし、2月初旬にキャンパスビジット(アプライ前の1月上旬に予定は入れました)、2週間ほどで合格をもらうことができました。あえて勝因を挙げると すれば、英会話力が高くないものの、アプライ後速やかにキャンパスビジットし「この学校に入りたい」と熱意を持ってインタビューに臨んだことだと思います。またこのウェブサイトに 加え、在校生からもメール、電話などで細かくアドバイスを頂きました。私は3校キャンパスビジットをしましたが、Owen は2校目で、最初の学校でうまく答えられなかった質問を再び 聞かれるという幸運にも恵まれました。
 

受験勉強

TOEFL

既に廃業したFirst & Company に2月~3月まで通った後、後は独学しました。L がなかなか伸びず苦労し、いろいろな教材に手を出しましたが、最後は会社の先輩のアドバイスを基に ひたすらPower Prep を繰り返しました。当初は単語カードを使っていたのですが管理できなくなったため、途中から「TOEFL 英単語3800(旺文社、神部孝)」のレベル3 までをひたすら繰り返し覚えました。なかなか記憶に残らないため、CD を聞きつつ書き取りを行い、定着に努めました。

GMAT

GMAT は、9月末から1月まで5回受験し、点数が伸びずかなり泣かされました。GMAT で点数が伸びなかった理由としては、Verbal でリーディングのスピードが遅い にも関わらず、受験の際にすべての問題を解こうとして、中途半端に時間を使い、特に大切な最初の10問の正解率が低くなったことが挙げられます。結局、きっちりリーディングを捨てた 1月にVerbal の方が点数が上がった一方、Math で失敗し本当に泣かされました。

予備校はMeister を利用しました。確かに値段は張るのですが、Verbal、Math、AWA (特にAWA のテンプレートは秀逸)とすべてを網羅しており、SC、CR を中心に体系立てた説明が受けら れるため、大変役立ちました。少人数でメンバーで講義を受けるため、会社外の受験仲間を作るのにも役立つと思います。

Essay & Interview

予備校はAMT を使いました(10月後半から1月後半まで)。カウンセラーと個別交渉により時間と場所を決められるため、会社へ行く前や昼休みなどかなり効率良く時間を使うことができ ました。エッセイを書くのは結局は自分なのですが、どうして駄目なのか、どのような方向に修正すればよいかなどをきめ細かく教えてもらい、値段は張りましたが、個人的には満足し ました。インタビューの練習はAMT に加え、ネットで海外の先生を選び、好きな時間に電話で手軽に受講できる「まなび」を使いました。「まなび」は会社のMBA 候補生全員が使っており、 皆満足していたようです。海外経験がほとんどないことからインタビューはかなり苦痛に感じていましたが、1月後半のエッセイが一段落した段階で、2週間ほどかけて重点的に練習しました。

 

合格後の感想

諸先輩から話を伺っていた通り、ナッシュビルは大きすぎず小さすぎず非常にバランスの良い街だと思います。日本食材も簡単に手に入りますし、治安も大変良く、物価も安いので、 独身、家族連れを問わず大変住みやすい場所だと思います。アジア人は決して多くはいませんが、南部の人は予想以上にフレンドリーで、その点でも生活しやすいです。大学は街の中心部 にほど近く、レストランも周りに沢山ありますし、私は学校から2分の場所に住んでいますのでとても便利です。車を少し走らせればオーガニックを扱っている生鮮食料品や日本食材店など があり、私の妻も満足しているようです。また生活の立ち上げでは先輩方や先にナッシュビル入りした同級生から詳細な情報を頂き、大変助かりました。

最後になりますが、受験期間中は精神的にも大変かと思いますが、是非とも頑張ってください。Vanderbilt 大学は日本ではほとんど知られていませんが、米国、特に南部で有名で、 質の高い学生が集まってきます。キャンパスビジットをしていただくと学校や街の雰囲気をダイレクトに感じることができますので、決して日本から近くはありませんが是非とも足を 運んでいただければと思います。

質問などがございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。皆さんとお会いできるのを楽しみにしております。

プロフィール その7

【留学形態】 社費
【出身業種】 電気通信業(システムコンサル、人事等)
【出身大学】 一橋大学 ⁄ 経済学部
【専攻志望】 Marketing ⁄ Finance
【海外経験】 フィリピンにて半年勤務、その他海外旅行

 

動機

自分が希望する業務を考えた上で、マーケティング・ファイナンスについてより強化をしていく必要を感じたのがそもそものきっかけです。仕事をしながらの勉強も試みましたが、 より実践的な勉強の場がなかなか取れず、集中して学びたい思いが強くなり、留学を希望しました。
 

合格理由

GMAT、TOEFL ともに思わしい結果は出ませんでした。ただ、バンダービルト大学については、マーケティング・ファイナンスの面から自分が勉強したい科目が揃っており、自分が 行きたいという思いを強く伝えることができたことが合格理由だと思います。また、社外活動を含め、自分の様々な側面を伝えるようにしたことも、多少なりとも効果があったように 思えます。
 

受験勉強

仕事の関係で、受験勉強は6月という非常に遅い時期から始めざるを得ない羽目となりました。そもそも英語は得意ではなく(なら何で「留学」、という疑問もありますが)7~8ヶ月で合格を目指す、という過酷な状況での勉強でした。従ってTOEFL、GMAT 共に「計画的に勉強をした」というよりは「人の話を聞き、比較的効果的と思われる ことにがむしゃらに取り組んでいった」という感じです。あまり皆さんの参考になるとは思えませんが、僕と同様の環境の方もいらっしゃると思いますので、どのような取り組みをしたか 一通り書かせていただきます。

TOEFL

受験校は、文法についてはイフ、リスニングについてはプリンストンレビューを利用しました。文法、リーディングについては比較的点数が上がりやすかったのですが、やはりリスニングの 点数が伸びず、最終的に1月までTOEFL を受験する羽目となりました。リスニングについては、特に8月からは自宅で毎日2時間時間を取り、また電車の中でシャドーイング(傍から見れば 変人ですが)をやるようにしました。個人的には、プリンストンの教材が比較的効果的だったように思えます。特にリスニングについては、自分が聞き取れない部分に一定のパターンが あり(自分ではof やthat などでした)、それが原因で途中から全く分からなくなるような傾向があることに気づきました。そのため、自分が分からない部分を把握し、その部分を何度も 聞いて聞き取れるようにするようにしました。

GMAT

Verbal についてはプリンストンレビューに通うと共に、オフィシャルガイドをやりました。また、Math については、インターナショナルマスアカデミーの教材で勉強をしました。 ただし、何が効果的だったかということをあまり言えるような状況ではありません。TOEFL、エッセイ、アプリケーションと並行してやることは非常に過酷な状況だったという記憶が あります。SC、CR 共に慣れれば問題的にはそう難しくはないのですが、個人的には単語力の不足が点数が伸びなかった原因のように思えます。個人的には単語力をしっかり付けるように 努められることをお勧めします。

Essay

テストを終了せずにエッセイを始めることは非常に過酷ですが、逆に最終的にはエッセイが非常に重要となりますので、遅くとも9月頃には始めた方がよいのではないかと思います。僕の 場合はインターフェースを利用しました。エッセイでは、カウンセラーを有効活用することで時間を十分に短縮できるのではないかと思えました。自分では特に意識をしていなかったこと が、実は他からは評価されるということも少なくはなく、カウンセラーはそうした点を見つけ出してくれます。

業務の関係で面接等をそれなりに行った経験から思うところとしては、言うまでもありませんがエッセイ、インタビューなどには当然ながら目的があります。アドミッションに確認をした わけではないので想定に過ぎませんが、エッセイ・インタビューの目的は「卒業後に活躍が期待できる人物か」(学校としての名声及び就職に関する在校生とのつながり)、「他学生への 刺激となり、授業に貢献できる人物か」(学生同士の成長を促すという側面より)といったところなのではないでしょうか。そうした点を意識しつつ、自分の過去の経験を伝えると共に、 最も重要な部分である「なぜMBA なのか」、「MBA をとることで将来何をしたいのか」、「なぜその学校なのか」という点を文章の中で表現をしていくことが重要だと思います。

Interview

インターフェースを利用し、2回ほどインタビューの練習をしたうえで本番に臨みました。基本的には自分が伝えたいことはエッセイと同様でしたので、自分の言葉でいかに表現をして いくかということを練習しました。具体的には自分のやりたいことをブロック化し(内容ごとに覚えられる量にまとめ)、それを覚えると共にどのような質問に対してもそのブロックを 組み合わせることで答えられるように努めました。
インタビューはインタビュアーによって様々です。非常に色々な側面を聞いてくるインタビュアーもいれば、ほぼ基本的な質問(「なぜMBA なのか」、「MBA をとることで将来何をしたい のか」、「なぜその学校なのか」)のみのインタビュアーもいます。ただ、エッセイの欄でも書きましたが、インタビューの目的を考えた上で、どのような点を伝えていけば良いかを 意識して練習をしておくとよいのではないでしょうか。
実際の面接に当たっては、会話を楽しむようにできれば最高ですがなかなかそうもいかないときもあります。ただし、後悔がないように、会話の流れを利用しつつ、自分が伝えたいことは できるだけ伝えきるように努められることをお勧めします。

 

合格後の感想

個人的な意見に過ぎませんが、MBA は「取ればなんとかなる」といった類のものではないと思います。2年間集中して海外で勉強をすることで学べることは数多くあるとは思いますが、 逆に2年間で学べることは非常に限られている、という気もします。3ヶ月を終え、今後の1年半強を考えた中で、やはり自分でやりたいことをしっかり持って望んだほうが、この2年間を より有意義なものにできるという思いを強く持ちました。

実際にアメリカに来てから考えが変わることも少なくはありませんが、エッセイ・インタビューなどは自分がやりたいことを考え、精査することができる良い機会だと思います。受験 勉強は本当に大変だと思いますが、今後の2年間を有効にするための手段の一つだと考えて取り組んでみてもいかがでしょうか。

弊大学を含め、皆さんが第一志望校に合格されることを心よりお祈りいたします。
もしバンダービルトに興味があり、ご質問がありましたら、生活面・勉強面を含めできるだけお答えしていきたいと思いますので、お気軽にご連絡をいただければと思います。

プロフィール その8

【留学形態】 社費
【出身業種】 素材メーカー(経理財務系)
【出身大学】 慶應義塾大学 ⁄ 経済学部
【専攻志望】 Operations
【海外経験】 海外旅行のみ

 

動機

会社生活が10年の節目を迎えるにあたり、これまでの経歴や経験に頼らずにゼロから新たなことに挑戦しなければならないと強く思うようになったため。又,自身の希望する海外事業の セクションで活躍するにはMBA は必須であると考えていたため。
 

合格理由

10年の職歴の中で経験したことの豊富さをうまくアピールできたことと、英語力を気にせずに思い切ってインタビューに出向き意欲をアピールできたこと、の2つが勝因ではなかろうか と思っております。
 

受験勉強

私の場合、会社の都合から派遣生に指名されたのが9月中旬でした。そのため短時間で結果を出さねばならなく、たいへんスリリングな経験をいたしました。いかんせんあまり体系 だった勉強をする時間がなかったので正攻法での勉強方をお伝えすることはできませんが、私が体験した合格までの戦略を以下に記すことで一人でも多くの方が、諦めずに受験勉強に 励んでいただければ幸いであります。

TOEFL

12月に一気に得点が上がるまでは本当につらい毎日でした。諦めずにシャドーイング(以下S )と11月からはディクテイション(以下D )に取り組みました。この両者はどちらが効果 があるのかは不明ですが、個人的にはD の方が効果があると考えます。S の場合なんとなく声がかれてゆくことで自己満足に陥りがちでした。聞けているのか聞けていないのか曖昧なまま 勉強が進むので楽にやれてしまう分D より効果が薄かったと考えます。D は根気の要る作業ですがやった見返りはあったと思います。平日は行き帰りの電車で計2時間、休日は10時間近く リスニングの学習に当てました。

・独自戦略

1) 早回しウォークマンの活用
Sony から2つのタイプが売り出されていますが、1万3千円位するものを使用して、試験前2週間は全て1.5倍速で聞くようにしました。12月よりはじめましたが、この効果なのかは不明 ですが得点が一気に20点台に乗りました。 Sony 製の3000円位のものもありますが、これは高速再生すると音が高くなり非常に聞きやすくなるためあまりお勧めできません。購入される方 はリスニングテープを店に持参し試聴されると良いかもしれません。

2) ライティング問題層別化
ご存知のとおりTWE は試験問題がブリテンの200題の中から出題されます。時間があれば全て書いてみるのが一番良いのですが、私は時間が無かったので、200題を15種類位に、自分なりの 基準で大別しました。例えば環境問題系で書けるもの、家族ネタで書けるもの、学校ネタで書けるもの、、、といった感じに全問題を横串で整理し直しました。15パターンの文章イメージを自身 で作成し、事前に記憶しておくことで本番でどの問題が出ても応用ができるようになりました。ただしこの方法では若干強引なこじ付けに頼るところが多く、4~5点が限界かもしれません。

GMAT

ほとんど対策を行わずに受験した10月は悲惨な結果に終わりました。Math に関しては、なんとかなるだろうと思いましたが、V は独力では対策の立てようがないと考え、わらをも 掴む思いで、PR のコースに通うことにしました。GMAT のいろはを全く知らなかった私にとってはたいへん有意義な講座でした。その他には毎日SC とCR のOG を解き、頭をGMAT に慣れ させる作業に注力いたしました。結局時間が無くOG を全て解き終わることができませんでしたが、毎日解くことでかなり回答率が上がってくるようになりました。因みにRC は投資対効果 が薄いと考え全く対策は行いませんでした。本番では最初のRC のみ一応読んで答えましたが、2番目以降は全く読まずに、一番長い選択肢を選び続けました。中学時の塾の先生が " 4択 問題においては統計的に正解の7割が最短のものか最長のものである " と言っていたのを思い出し、この戦略をとりました。短期集中の効果があったのか、11月の受験で当面の目標だったスコアをクリアすることができました。この段階では残り3回を受験し最終的には大台を狙いたかったのですが、TOEFL が11月時点で絶望的な状況で したので、思い切ってGMAT を打ち止めにし、12月以降はTOEFL の学習のみに集中することにしました。

・独自戦略
おそらく自分も含めMBA 受験をされるほとんどの方が長い学生生活の中で低い目標を設定し、試験に臨んだことは無かったのではないかと 思います。
これまで経験したことのない課題に直面した時、今までのような完全主義的正攻法は捨てなくてはならないと考えました。10月時の自身のスコアを考えると、ゴルフに例えるならスコア90の人が80に上げる作業ではなく、 スコア150の人が130に上げる作業であって。それを1ヶ月で迫られた場合、突貫でドライバーやアイアンを練習するよりは、初心者向けのクラブを購入し、筋トレを行い、パターやアプローチを 毎日部屋で練習し、さらに当日においては、しっかりと朝食を採り、昼食時のビールは一杯に抑えるといった " 心がけ " を意識することの方がこの場合よほど有効に作用する考えました。 つまり、日ごろ地味と考え無視しがちな部分を心がけて修正することで5割という低い目標はクリアーできると考えたのです。SC は難しいとかCR のこのパターンが どうしたこうしたというレベルではなく、基本的な問題でのミスや精神的および肉体的な調整ミスに負うところが大きいのではなかろうかと考えました。11月受験においては事前準備は もちろんのこと、それに加えて基本問題でのミスの撲滅と精神的肉体的なコンディション作りに注意しました。具体的には、勉強および本番において以下の3点につき心がけました。逆に 言うとこれらをきちんと心がければ、それほど難しいものではないと考えたわけです。

1) 睡眠
GMAT はスポーツのようなものですので本番はしっかりと睡眠をとるよう心がけました。頭の回転が良くなるよう試験開始2時間前くらいにカフェインをとりました。

2) 擬似本番環境の設定
初回の受験で感じたのは上体をおこしたまま問題を解くという姿勢が想像以上に私にとって不自然であり、結果頭の回転をにぶらせたのではないかということです。思えば6,3,3, 4の計16年で数え切れないほどの試験を受けてきましたが、顔を上げ、上体を起こした姿勢で試験を受けたことがあったでしょうか?ペーパー試験においては9割9分机に顔を向けていたと 思います。案外このような違いが本番でストレスを生み、大事な最初の数問での回答率および回答速度を鈍らせているのではないかと考えました。そこで以下の対策を立てました。 V においてはOG の問題を全てコピーし、本番さながらのサイズに切り取り、学習時には正面の本立てに垂直に立て、顔を上げたまま解く擬似環境を作り出しました。M においては本番時に 問題が出るや否や問題の情報を簡潔に紙に写しとり、問いている最中は一切画面に戻らないようにしました。顔の上げ下げによる集中力および時間の消耗は相当なものと考えたからです。 M での体力消耗はその後のV に深刻なダメージを与えかねません。

3) 第一印象
本番時には第一印象でつけた答えを変えないようにしました。 " 悩んだときは第一印象が正解である確率が高い " これも上述の塾の先生の言葉です。

Essay & Interview

Essay については特段申し上げることはありませんが、学校がインターナショナルの学生に何を期待しているか、ということを意識して作成することでしょう。アドミッションがその人が 学生生活を生き生きと送っている姿が想像できるようなEssay こそ有効なEssay といえるでしょう。逆に言うと学校側はEssay を通して我々のMBAへの適応力を試そうとしているのです。 インタビューにおいても同様と考えます。当方はまだ授業を受け始めて2ヶ月余りですが、積極性、独創性、環境的適応能力、協調性が我々インターナショナルの学生に少なくとも 求められていると考えます。例えばグループワークではたいていの場合4人アメリカ人1人インターナショナルといった比率でチームが組まれます。そういった環境では会話が聞き取れない ことが当たり前です。が、メンバーである以上しっかり貢献しなければいけません。貢献できなくてもアメリカ人は優しいですが、学校側は30%の外国人に非常に期待しています。 つまりそのような環境下におかれてもめげずに、しっかり貢献し、あわよくばアメリカ人学生に刺激を与えてくれるような人が欲しいわけです。それは職歴が長く様々な体験をしている人 かもしれませんし、会計財務の知識に秀でている人かもしれません、IT に強い人かも知れません、あるいはすばらしいリーダーシップを持った人かもしれません。いずれにしても言葉が 堪能でない3割の少数派という逆境でも " 自分はこれができる " というようなメッセージがEssay からしっかり読み取れることが重要だと考えます。GMAT もたいへん重要な要素ですが、 中途半端な高得点よりはEssay での印象強いアピールの方が有効だと考えます。実際に授業を受けはじめて、ようやくEssay 課題の意図がわかるようになりました。Essay を作成する際に は、身近なMBA ホルダー(日本人)に相談してみるといいかもしれません。私は幸いにも会社の先輩にとても頼りになるMBA ホルダーの方がいましたのでその方にインターナショナルの 視点からのアドバイスをいただきました。

 

合格後の感想

長くなりましたが最後までお付き合いいただきありがとうございました。半年の受験生活を終えてつくづく実感したのは合格までのプロセス自体がビジネス(仕事)であり意義のある ものということです。「ターゲットを設定し達成に向けての戦略を練り、最少のロスでそれを成し遂げる」といった一連のプロセスは振り返ってみると大変戦略的でかつ得るものが 大きかったと思います。結果的に第一志望の弊校に合格できたため、経過にも結果にも満足していますが、仮にそうでなくとも受験生活自体が自身を棚卸するいい機会であり、久しぶりに 自分を見つめなおす時間を持てたという点において、十分に満足していたと思います。

当体験記はかなり主観によるところが多く、一個人の意見および体験に過ぎませんが、その中でひとつでも皆様のお役に立てるものがあれば幸いです。
何かと忙しくなる時期かと思いますが、どうぞご健康には十分留意されて頑張ってください。皆様方の第一志望合格を心よりお祈りいたします。

プロフィール その9

【留学形態𞂮 社費
【出身業種𞂮 化学・精密機器メーカー(経営企画部で7年間勤務)
【出身大学𞂮 慶應義塾大学 ⁄ 法学部
【専攻志望𞂮 Finance ⁄ Marketing
【海外経験𞂮 中国上海生まれ。20歳頃来日、永住。英語圏の国での生活経験なし(オーストラリアへの旅行のみ)

 

動機

経営企画部で海外マーケティング戦略にかかわるアンチダンピング・モニターリング、海外生産拠点(日米欧)の製造コスト分析などの業務を3年間担当した後、エマージング マーケットへの事業進出にかかわるジョイントベンチャーの立ち上げ、現法マネジメントを3年間従事。海外市場において、当社のポートフォリオが欧米企業と激しく競合しており、 とりわけエマージングマーケットでの事業展開は、米国企業に大きく水をあけられていた。この為、海外への事業進出に当たって、米国企業の投資決定プロセス、事業戦略など欧米企業の 経営スタイルを知るべく、そのバックボーンとなるアメリカ流のファイナンス、マーケティングを学習したいと考え、謂わば、「彼らを知り、己を知る」ためである。
 

合格理由

TOEFL、GMAT 共に思わしい結果ではなかった。

1. 中国で生まれ、日本の大学を卒業、そして、日本の大手メーカーで勤務というクロス・カルチャー経歴
2. ある程度実績を上げたキャリア
3. インタビューで自己アピールができたこと

の三つがOwen に合格した理由と考えられる。

特に、トップ校を卒業した会社の先輩から、「TOEFL とGMAT のスコアが高くないからと言って、決してトップ校に受からないことを意味するわけではない。スコアはあくまでも アドミッションが学生を不合格にする口実に過ぎず、合格させる他の要素があれば、スコアに関係なく受かる。だから、ESSAY とINTERVIEW を通じて、その「他の要素」をアピールしつつ、 どうしてもその学校に入りたいという意思を強く伝えること。」との檄をバネに、ESSAY とINTERVIEW に賭けた。

 

受験勉強

参画している海外での投資プロジェクトの関係で11月末まで海外出張が続いた。このため、TOEFL は5月に一回目の試験で比較的良い点を出したにもかかわらず、その後、スコアがまったく伸びず、 12月にやっと目標スコアに届いた。予備校は、通勤途中の渋谷にあるプリンストンレビューとマイスターにした。

TOEFL

リスニングだけが強みで、高得点レンジをキープし続けた。プリンストンのリスニングコースが大変役に立った。 毎日聞く、シャドーイングに加えて、音読に注力した。音読を通じて、知らない 熟語、文型の意味を理解できた。また、プリンストンのリスニング教科書が本試験の問題(の素材)をほとんどカバーしていることもあり(これは個人的な感想)、音読を取り入れた お陰で、スコアが劇的に伸びた。

GMAT

自分の教訓として、テクニックに走るよりは、単語の暗記、問題の意味の理解に早い時期から注力すれば、後々になって、スコアが大きく伸びるのではと思う。また、試験前は休みを 十分取り、体調を整えておくことも重要と思う。

ESSAY

個人の経歴とキャリアからして、エッセイの素材には、困らなかった。また、1月初めから、英語でドラフトを書き始め、2月までは効率よく書き上げた。

INTERVIEW

1月下旬から、Owen を含めて立て続け5校のインタビューを受けた。そのうち、2つは東京でアドミッションディレクターとの個人インタビュー(それぞれ、30分前後)で、3つは電話 インタビュー(30分~60分)だった。

インタビューについては、丹念に準備した。まず、インタビューのアポイントメントを取る。上記の如く、低いGMAT スコアだった為、学校側からインタビューしてくれとの声がかから ないことを想定し、出願して一週間を経った後、各学校のアドミッションディレクター宛てに、自分の経歴とキャリアをアピールしつつ、インタビューしたいとのメール(A41枚程度の 長さ)を送った。メールの中で、なぜMBA、short - term goal、long-term goal などエッセイでアピールしたポイントをそれぞれone sentence にまとめて、リーファーした。結果的に後の インタビューで、アドミッションがこのメールを踏まえて、さまざまな質問をしてくれた。私にとって、自分のストリーを中心にインタビューが展開したのだから、効果的にアピール できることに繋がった。

この方法で、3校のアポを取れた。また、アドミッション宛てのメールに加えて、各学校の日本人学生のホームページに対し、自己紹介をした上、インタビューのアレンジを依頼する メールを送り、東京での個人インタビューを2つ取れた。

アドミッションとのメールのやり取りで電話インタビューの時間(時差)、インタビューしてくれる人の名前などの情報が確定されつつある。多くのケースにおいて、学校側が電話を かけてくる。私は、ハンズフリーの会議用電話を使える会社の電話会議室の電話番号をアドミッションに伝え、会議室に電話をかけてもらうようにした(もちろん、その時間帯の会議室を 予約しておいた)。念のため、携帯の電話番号を伝えておいた。合わせて、会社への国際電話のかけ方も説明しておいた。

次に、インタビューの事前準備。予備校のカウンセラーと会社の先輩から、過去のインタビューで聞かれた質問に関する情報を収集し、英語で回答を作成し、流暢に話せるまで繰り返し 音読した。そして、インタビューしてくれる人の経歴を学校のホームページで調べた。
オーウェンの場合は、アドミッションが写真付きなので、分かりやすかった。なぜその学校に行きたいのかについてが、最も重要なポイントと思う。MBA プログラムだけでなく、その 大学の歴史、有名な校長のバックグランド、得意学術分野などの情報を大学のホームページで調べた。MBA プログラム自身については、日本人学生のホームページを参考にした。

いよいよ本番のインタビュー。電話インタビューについては、時差、相手の表情を見られないというデメリットがある一方、メモを読むことができるというメリットもある。 アドミッションもこれらの要素を踏まえた上で、インタビューをする。私は、インタビューの直前に、用意したメモに加えて、白板に自分が忘れそうなポイントを大きく書いておいた。 インタビューがはじまると、単に聞かれた質問に答えるだけでなく、なるべくアドミッションと会話できるように心がけた。例えば、Owen の場合は、相手の趣味が面白いという話題を 持ちかけた。他の学校の場合は、その町のこういうスポットが面白く、遊びに行きたいなどの話しをした。

 

合格後の感想

私の場合は、キャンパス訪問する余裕もなく、ファイナンスに比較的に強いこと、それから環境的にも評判が良いことでOwen にした。後になって、キャンパス訪問した留学生の話を 聞くと、Owen にして良かったと思う。例えば、インタナショナル学生の構成、比率が偏っていないこと、治安がよく落ち着いて勉強ができること、MBA だけでなく、他の付加価値が 見つけられること(例えば、ゴルフ)などがあげられる。

6ヶ月(セカンドモジュール)を終え、ここのコミュニティで何を得られる又は何を得られないという現状を段々見えてきた。今後の1年半の中で、MBA のみならず、アメリカの文化、 社会に対する理解も深めて行きたいと考えている。

プロフィール その2
プロフィール その3
プロフィール その4
プロフィール その5
プロフィール その6
プロフィール その7
プロフィール その8
プロフィール その9
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