top of page
プロフィール その1

プロフィール その1

【留学形態】 企業派遣
【出身業種】 都市銀行
【専攻志望】 Finance
【海外経験】 なし
【キャンパスビジット】 あり

 

動機

私が在籍していたセクションは、海外での資本調達を担当している関係上、ほとんどのメンバーが海外ビジネススクール(又はロースクール)留学経験者でした。彼らの仕事の進め方や 留学時代の話に触れているうちに、MBA に対する漠然とした憧れから、はっきりとした目標に変わりました。
 

勉強方法

TOEFL

会社から派遣内定通知を受けた5月下旬に受験準備を開始。直近のTOEIC スコアは高得点でしたが、TOFEL のスコアメイクには苦労しました。渋谷のAb 予備校の対策コースや市販の参考書で 学習しました。L については、電車の中や会社の休憩時間を利用して、キャンパスでの会話やレクチャー英語に慣れるようにしました。R は、科学や歴史といったアカデミックな分野の 語彙を増やすとともに、PC 画面上で長文をよむ訓練をしました。なお、W は予備校のテンプレートを何パターンか記憶しただけで、特に対策はしていません。9月下旬にようやく 最終スコアがでたのでTOEFL はこれで打ち切り、GMAT に軸足を移しました。

GMAT

7月後半にGMAT に着手し、9月から受験開始。低スコアがずっと続き、2月に最終スコアを出しました。(のべ学習時間は約300時間)V はA 予備校のテキスト及びOG を 5回繰り返し、セオリーどおりSC 及びCR を取りこぼさないよう心がけました。M はインターナショナルマスアカデミー及びOG を使用しました。V のスコアはボラティリティが高いと 聞いたので、M で安定的に高スコアをとることを前提に、V のスコアが(実力又は幸運にも)ジャンプアップするのを待つこととしたため、V よりもM に学習時間を割きました。

エッセイ・インタビュー

エッセイ・インタビューともA 予備校を利用。エッセイはGMAT の目処がたっていなかったこと及び11月~12月上旬は業務が多忙を極めていたことから、着手したのは12月中旬です。 アプライした5校分のエッセイについて、ネイティブスピーカーによるカウンセリングを15回ほど受けました。職務経験が長いため、記載するネタはありましたが、エッセイのスタイルに 慣れるまでは時間がかかりました。インタビューについては、想定問答を20問ほど作成し、なんども呪文のように繰り返し記憶しました。インタビュー直前期には、英会話のマンツーマンレッスンに通い、 そこで何度もロールプレイングを行いました。実際の面接では、リラックスした雰囲気の中で、基本的な質問を聞かれただけですので、想定問答等事前準備をしっかりしていれば 問題ないと思います。

当校で受けた質問
Why MBA?
Why Owen?
What is your greatest accomplishment? How did you achieve it?
What is your long-term goal?

 

Owen を選択した理由

1. プログラムの充実度・柔軟性
職務経験が長いため、より専門性が磨けるスクールを志望していました。Owen はファイナンス科目が充実しており、またロースクールのコースも卒業単位と認定されるため、法学部出身の 私にフィットしていました。

2. スモールスクール
1学年250人程度のため、1年もすれば名前と顔が一致します。また、大規模校と比べ、自然と1人あたりの交流度合いが深くなりアットホームな雰囲気のため、スピーキングが得意でない 私でも発言しやすいです。

3. チームワーク重視の校風
Owen はチームワークを重視しています。これは、授業内で即席チームによる速成プレゼンを実施させたり、ホームワークをチーム単位で提出させたりする点によく現れています。 また、チームワークの過程では「自分の考えや講義内容を正確に他のメンバーに教える」ことが必然的に伴います。これは確かにタフですが、個別学習に比べ遥かに学習深度が深まります。

4. 居住環境
私は妻子同伴のため、気候、安全性、居住環境及び教育環境も重視しました。Owen のあるNashville (テネシー州の州都)は都市機能と住環境のバランスが優れているため、特に 家族同伴者の多様なニーズにマッチしていると思います。

 

最後に

通常業務と同時並行で受験準備をされている方は、通常業務のプレッシャーに加え受験準備のストレスも加わって大変ご苦労されていることと思います。私自身、スコアのめどが 立たなかった時期のストレスは、今振り返っても胸が苦しくなるほどです。また、11~12月の2ヶ月は業務多忙でほとんど勉強ができず、出願を断念しかけたこともありました。 しかし、会社の同僚や家族に支援され、諦めずに受験準備を進めた結果、エッセイ及びGMAT ともに出願最終ラウンド締め切り直前に仕上げることができました。十分な準備期間の設定が 受験の王道ではありますが、それが期待できない状況下でも心が折れない限り道は開けると思います。ご健闘をお祈りしております。

プロフィール その2

【留学形態】 私費
【出身業種】 IT
【専攻志望】 Marketing ⁄ Strategy
【海外経験】 米国8ヶ月
【キャンパスビジット】 あり

 

動機

1. 将来のキャリアを考えた際に、事前にマネージメントを体系的に学んでおく必要があると実務を通して感じたため。MBAは専攻分野(Marketing )の知識を深めながら、マネージメントを するにあたり必要な自分にとって未知の分野(Strategy, Finance, Accounting 等)を幅広く短期間で補完できる最高の場所だと思ったから。

2. インターナショナルな環境でキャリアを構築していきたいと思っている私にとって、海外のMBA はベストの選択肢であると思ったこと。

3. 世界中から集まる様々なバックグラウンドをもつ優秀な学生と勝負してみたいと沸き立つ思いがあったため。

4. 自分のまわりで活躍するMBA ホルダーみて、自分もとりたいと強く思ったから。

 

勉強方法

TOEFL

(CBT 受験ですが、英語の基本をマスターするという意味で記載します)
ゼロからのスタートでした。最初はゴールが見えず途方に暮れましたが、杉村太郎氏の「TOEIC テスト900点・ TOEFL テスト250点への王道」をベースにプランをたて勉強しました。本書は通常の英語の参考書ではありませんが、自分のペースメーカーとして自分の立ち位置を確認しながら次の目標を たて着実にゴールを目指すのに最適でした。また自分のMotivation を維持するのにも非常に大きい効果があったと思います。
TOEFL はそれぞれのバックグラウンドによって進め方も違うでしょうが、ゼロからスタートするのであれば、焦って近道しようとせず、基本をしっかり固めることが後々スコアを伸ばす コツだと思います。最初は結果の出方も人それぞれ違ってくることもありますが、TOEFL は自分がやった分だけ結果はついてくると思います。

GMAT

基本的に限られた時間で結果を出すためには、予備校に通うことをお薦めします。従って自分にあった予備校を探すところから重要だと思います。予備校でしっかりとSC・CR・RC それぞれのMethod を習得してから、自分で過去問・OG 等の実際の問題を解いていく手順が限られた時間の中でスコアをメイクしていくベターな戦略だと思います。 GMAT (特にSC・CR )は闇雲に量をこなしても意味がないので(もちろん最低限の量は必要ですが)、TOEFL 以上に集中力を高めて1問1問解き、確実に腹に落ちるまで理解する必要が あると思います。また、昨年の傾向として、RC は過去と比較して読みやすくなっていたので私は3問は問いていました。GMAT に関して私の失敗からですが、スケジュールが後手に 回ったため、時間的に追い込まれ視野が狭くなり非常に効率の悪い戦いをしていたところがありました。最後までスコア・メイクできなかったため、予備校を変えたり、個人レッスンを 受ける等ぎりぎりまで当時できるあらゆる手を打ちましたが、やはり早いタイミングで充分リサーチした上で作成した戦略のもとGMAT に取り組むことが重要だと痛感しました。 是非アンテナを高くして情報収集し、早いタイミングで自分にあった最適な戦略を立て、その後その時々の状況を鑑み詳細なプランニングをしてGMAT に望まれることをお薦めします。 特に受験の後半になると日々の業務、エッセイ・推薦状・アプリケーションの準備等スーパーマルチタスクになるので、最初の入り方が重要だと思います。

エッセイ

出願にあたり1番重要になってくる分野だと思います。また、エッセイは自分の今までの過去・経験を振り返り整理し、将来のゴールを見つめ直すいい機会でもあると思います。 私はGMAT にてこずりスケジュールが後手後手だったため、エッセイについても予備校を活用しました。エッセイの作成にあたり、自分の中では将来のゴール・自分の強み・なぜMBA が 必要か等の基本的な要素はクリアに持っていたので、ネタの棚卸しはそれほど苦労せず進めることができました。あとは予備校をフル活用しながらエッセイの作成・手直しをGMAT の 勉強時間が許す範囲で取り組みました。

インタビュー

MBA 受験の中で唯一の得意分野でした。結論からいうとインタビューアーは日本人に対して流暢な英語力はそれほど求めてはいないと思います。大事なことは、情熱を持ってなぜMBA が 必要か?なぜその学校なのか?等の基本質問に確実に答え、自分が将来リーダーになるポテンシャルがあること、リーダーになるための準備をしていること、そして確固たる決意が あることを示せればいいと思います。(少なくとも昨年のOwen のインタビューではそう感じました)

是非時間が許す限りCampus Visit をすることを強くお薦めします。やはり学校との相性は定量的な評価や人から伝え聞いたことだけでは判断できないと思います。自分の将来を投資する 非常に重要な場所ですので、どの学校にいくにせよ最後は自分の目で見て耳で聞いてから判断されることをお薦めします。

 

Owen を選択した理由

1.プログラムの充実とフレキシビリティ

Owen はModule (約7週)制のため、General Management を学ぶにあたり、あらゆる分野から数多くの科目を選択でき、内容も非常にバランスよく充実していること。
また、2007年からMod 2からElective を選択できるため(昨年まではMod 3から)、ある程度ビジネス経験があり自分で何を勉強したいか決まっている学生にとってはより選択肢が増えた のでベターであると考えたため。さらに私費の学生にとって、インター前に数多くの Elective を選択できることも強みであると考えたから。

2. スモール・スクール

すべての学生の名前を覚えられる規模であり、クラス内・外問わずあらゆるActivities に積極的に参加しやすく溶け込みやすい環境であると考えたため。さらに教授との距離が近いこと。 (実際に授業を受けて確信しましたが、教授は非常にサポーティブです)

3. サポーティブな環境

Admission, Faculty, Career Management Center (CMC )等 Owen のコミュニティがインターナショナルに対して非常にサポーティブであること。特に私費の学生にとってCMC が日本人 学生に非常に協力的なのは魅了でした。(私見ですが、日本人学生が例年大手外資系企業から内定をもらっているため、学校への貢献度が高いからかもしれません)

4. ポテンシャル

Vanderbilt University は米国の名門総合私立大学であり、Undergraduate, Law School, Med School 等は全米のTop 15であることから、今後のさらなる飛躍の可能性を感じたため。

5. 最後に

実際Campus Visit した際に、キャンパスを見学し、授業に参加し、Admission ・Faculty ・学生と会話して、Owen の雰囲気やCulture が自分にフィットすることを確信したから。

 

最後に

MBA 受験は非常にタフな戦いだと思います。私も日常の激務の合間を縫って、睡眠時間を削り、嘔吐しながら戦いました。でも人生は1回。自分で決めた道。後悔のないよう自分を 信じ最後までがんばってください。そうすれば必ず道は拓けます。

No pain, No gain!

プロフィール その3

【留学形態】 社費
【出身業種】 系統金融機関
【専攻志望】 Finance ⁄ Strategy
【海外経験】 あり(シンガポール勤務2年半、海外旅行多数)
【キャンパスビジット】 あり

 

動機

企画部門でグループ会社を管理・統括する業務に携わり,経営判断や組織運営の難しさを目の当たりにしました。また,海外勤務を経験し,グローバルスタンダードを意識し幅広い 視野で仕事をすること、ビジネスにおける英語コミュニケーションの重要性を実感しました。今後どのような業務においても、様々な経営要素を複合的に考えられるマネジメントスキルが 一層必要だと感じMBA を志望しました。
 

勉強方法

TOEFL

TOEFL(CBT )については、プリンストン・レビュー(現アゴス、以下「プリンストン」という)の通信講座を一通り受講し、定番の市販の問題集をやりました。特にリスニングは パワープレップの繰り返し(シャドウィング、書き取り)と、リスニング教材をボイスレコーダーに録音し1.5倍速の早回しで聞きました。「TOEIC テスト900点TOEFL テスト250点への 王道 杉村太郎著 ダイヤモンド社」の勉強法は大変参考になりました。
iBT も試しに一回受験しましたがCBT より難しいと感じました。後述のとおり、GMAT のほうがTOEFL より大事ですので、ある程度のスコアが出たらGMAT に注力したほうがいいと思います。

GMAT

・GMAT の位置づけ
個人的な感想ですが、Vanderbilt に限らず選考上GMAT の方がTOEFL より重要だと思います。合格者のGMAT 平均点はランキングに影響するので学校はGMAT を重視すると思われます。 TOEFL は留学生だけが対象なので、各学校の最低ラインさえクリアできれば、GMAT 等その他で挽回可能だと思います。逆にGMAT がmid 80% レンジを外れてしまう方が挽回は難しいと思います。 GMAT の重要性を勘案すると、TOEFL と並行してでもGMAT に早めにとりかかるべきでしょう。

・具体的対策
Verbal はプリンストンの通信講座で一通り解法パターンを身につけ、後はOfficial Guide (以下「OG 」という) とプリンストンの過去問集White Book を何度も繰り返しました。Math は インターナショナルマスアカデミーとOG の繰り返しです(ただし最近Math は難化傾向にあるので、これらの教材でもやや簡単な気がします)。
上記OG は現行の11th、Verbal とMath の各別冊編のほか、10th を解きました。さらにGMAT King でのOG 演習は、PC 上の受験に慣れたり、一問あたりの所要時間を把握したりするうえで役立ちました。
かなり重要だと思ったのがタイムマネジメントとCAT の傾向把握です。最初の10問で間違えない、連続間違いは減点が大きい、最後の数問ができなくてもそこそこ点は出るなどの傾向を 掴むのに「パワープレップ」に勝るものはないと思います。時間配分を考えながらパワープレップを何回も試しました。私は、実際の試験ではVerbal はSC とCR は全問確実に解き、RC は 大問3つに集中し残り1つは時間次第というパターンでした。Math も最初の10問が大切だからといって、わからない問題に固執しすぎると失敗します。解いた問題を間違えたことより、 時間配分に失敗して力を発揮できなかったことの方が後悔します。
その他、プリンストンの短期集中過去問講座を受けました。中でもVerbal のRC 対策はそれまで単語暗記くらいしか対策らしいことができなかったのですが、この講座で、答えの根拠と なる箇所をいかに早く見つけられるかといったコツが少しわかった気がしました。AWA はマイスターのテンプレートがお勧めです。書いた内容や量がいまいちの時でも、比較的高スコアが出ましたので テンプレートだけで点数は出るのかなと思いました。

エッセイ・インタビュー

・エッセイ対策
夏頃からプリンストンの日本人カウンセラーとネタ出しをはじめました。当カウンセラーはカウンセリング以外の時間にも、志望校選択など些細なことでもメールをすると真摯に返事を くれたので、私にはいいペースメーカーであり相談相手になりました。
エッセイ作成はそのまま当校のネイティブカウンセラーを利用しました。私の場合、書くネタが最初からはっきりしていたので彼に書き方をどんどん相談する格好で進めました。 ネタ出しや内容の深さはあくまで自分自身で考えるしかありません。カウンセラーは意味がわからない点は指摘してくれますが、新しいネタまでは提供してくれません。
カウンセラーとは電話とメールでやりとりしましたがこれで十分やれます。電話で自分の考えを説明することで電話インタビューの練習にもなりました。回数を重ねるとだんだん良いもの が書けますので、最初に字数が長めの課題で慣れておくといいでしょう。
私が力を入れたのは、アドミや在校生、卒業生から情報収集をしたことです。内容をエッセイやインタビューに反映し差別化と熱意につなげました。会社のOwen 等MBA 卒業生、在校生の HP やブログ、アドミを通してコンタクトをとりました。自分のモチベーションも上がりますので、是非Owen の在校生や卒業生にもコンタクトしてみてください。

・インタビュー対策
インタビュー対策としてはMANABI で電話にてモック・インタビューをやりました。約1時間ひたすら想定問答です。MANABI は一問一答について詳細のフィードバックをくれ、ネタの チェックもしてくれよかったです。
英語はうまいに越したことはないですが流暢でなくても問題ないと思います。それより何を伝えたいのかはっきりと手短に伝えきることが大切です。同じ人間なのでだいたい言おうとして いることはよっぽど相手が意地悪とかでない限り伝わります。
インタビューと合わせてビジットも何校か行いましたが、結果的にビジットしてよかったと思います。一つに、出願者情報が事前にインプットされていると、アドミがアプリケーション等 を読む際に印象が残りやすいと、その後の出願やフォローのプロセスで感じました(ちなみにOwen は出願前でも訪問すればインタビューしてくれる)。二つ目に、いろいろな学校を 実際に比較するうちに、自分の中で何を重視するのか学校の選択基準が明確になった気がします。絶対この学校に行きたいという気持ちも出てきて、それがまさにフィット感だと思います。

 

Owen を選択した理由

・訪問直後のフィット感
・少人数、フレンドリーな校風、在校生やアドミの対応がきちんとしていたこと
・選択科目が多く、一年生の早い段階から取れること
・ランキングがトップ30であること
・温暖で治安がよく、英会話学校などコミュニティもあり家族も住みやすい生活環境

 

  

最後に

Owen はいろいろな面でバランスのとれた学校だと思いますが、正直、トップ校を目指す受験生の立場からすると、(Owen より上位の学校から合格をもらったこともあり)ランキングを もう少し頑張って欲しいなというのが若干ありました。南部という学校のロケーションから、東海岸の学校に比べると就職先の待遇等で劣るのがランキングに反映されていると言われて います。この点は学校も十分認識しており、就職サポート、カリキュラム改善などに積極的に注力しています。

さらに、Vanderbilt は学部やLLM のランキングはトップ10に 次ぐ位置にあるように、大学としては米国内で著名でありMBA もそれだけのポテンシャルはあると考えています。

実際に入学してこの判断は間違っていなかったように思います。最終的な目標はMBA に合格することではなく、そこでいろいろな経験をしてくることです。自分がMBA で何をしたいのか 初心を忘れず、最後まであきらめないで満足のいく学校選び、プログラム選びができるよう頑張ってください。

プロフィール その4

【留学形態】 社費
【出身業種】 都市銀行
【専攻志望】 Finance ⁄ Strategy
【海外経験】 旅行のみ
【キャンパスビジット】 あり

 

動機

当時携わっていた業務が事業戦略の立案・推進だったことから、実務面でマネジメント業務に携わってきましたが、アカデミックな観点で体系的・網羅的に思考を整理し、実務の質を より高めたかったことが当初の動機。加えて、異文化のビジネス経験を持った友人と、個々の利害を離れてビジネスや人生観について議論し、仕事・プライベート両面で自身の世界を 広げたかったこと。英語でのコミュニケーション能力に磨きを掛けたかったこと。最後に、仕事を離れて海外で生活をすることで得られる貴重な経験を家族と共有するためです。
 

勉強方法

TOEFL

ご他聞にもれず、Listening にはかなり泣かされました。Listening が出来ないのには二つの理由があります。一つには音が聞き取れないこと、もう一つは、音の意味を理解出来ないこと です。自身が弱いのはどちらなのかを意識しながら、練習に取り組むことで学習効率も上がりました。

GMAT

Verbal は、最後まで確信を持てる解法には辿り着きませんでしたが(ので)、OG の問題を浮気をせずに地道に解きました。「SC の回答パターンを覚えて、、、」等の学習内容は同じと 思います。ただ、実際に良い点が出たのは、「ここまで悩んだらどちらを選ぶ、次の問題に行く」という強い信念を持って、タイムマネジメント(セクションごと、問題ごとの時間の 割り振り)に拘ったときでした。
Math は、元々得意分野であったこともあり、予備校の講義を受講して基本的事項を再確認した後は、W のオンライン問題集を購入して試験の一週間前に毎日20問ずつ程度解くことで、 数学の感覚を失わないようにしていました。

エッセイ・インタビュー

各校のEssay、interview で問われる質問をoverview し、それらに関連して、自身の重視するvalue とその根拠、それらをサポートする経験や具体的な事例の骨子を整理するところから 出発しました。これらは、日本人カウンセラーと10月にまとめましたが、盛り込む可能性のある内容をここですべてアウトプットしました。
ただ、実際に英語で文章を書き始め、ネイティブのカウンセリングを受け始めたのは、12月に入ってから。業務も忙しくなり、12月から1月いっぱいまでは、時間的・体力的に最も苦しい 時期でした。初めのエッセイ完成に4週間近く要し、その後は自身で手直しをして、形式チェックをしてもらいながら計5校提出しました。

インタビューについては、エッセイのカウンセリング自体、英語インタビューの練習になっていたと感じていたこと、時間を捻出できなかったことから、特段カウンセリングを受けませんでした。 想定質問を用意し、自身で回答のポイントをまとめ、鏡に向かって練習していました。

 

Owen を選択した理由

社内に当校の先輩がいたことから、学校に関する情報は当初より比較的豊富でした。出願時、特に魅力を感じた点は、

1. 比較的、少人数の授業(ディスカッションを要する授業では50人程度)
2. 質・量ともに充実したファイナンス系科目
3. 選択科目を、1年次必要単位の4割近くをとることができ、学習設計の自由度が高いこと(金融バックグラウンドの無い私費の方の場合、ボストンでの就職活動やインターン前に 金融科目を一通り終了できる点はメリットと思われる)
4. 土地柄、人柄の良さ。10月でも半袖可。暖かく、自然に溢れています。道路も広く、運転ものんびり。非常に治安が良く、安心して家族を放って(?)勉強に集中できます。

一方、入学後に感じたことですが、学生の資質という点に関して、特に印象的だったのは、

1. インターナショナル比率は必ずしも高くないものの(MBA 全体の30%弱)、アジア諸国はもとより欧州・南米・アフリカからの留学生もおり、授業中のディスカッションなどで、良い 意味で文化間の意識の相違を多く感じることができ、大変刺激を受けています。
2. また、早口のネイティブとのコミュニケーションには引き続き苦労しているものの、授業中、グループディスカッション問わず、こちらが一生懸命話せば、ネイティブの学生も 積極的に理解しようとする点には非常に助かっています。言葉が出てこないときにサポートしてくれることもごく自然にあります。

 

最後に

自身の留学準備期間を思い起こすと、当校を始め日本人在校生のサイトをたまに見ては、(当然ですが)在校生も同じ境遇だったんだと安心したり、受験時のテストの点数が予想以上に 高くてあせったり、不安の中で一喜一憂していたのを覚えています。

私の受験時に、当時の上司(MBA )から「受験や入学後の授業も大変だが、本当の勝負はMBAを出た後だ」と言われ、テスト勉強・エッセイ準備のために視野が狭くなり過ぎていた自分を 再発見しました。もちろん、これらに集中し過ぎる位の時期は必要ですが、ときにはMBA を離れてキャリアや人生観を考えてみることで、却ってMBA 受験の意味やキャリアゴールが クリアになってくることもあるのではないでしょうか。

受験生の皆さんが健康に留意され、充実した受験生活、満足な結果を得られるよう応援しています。頑張って下さい!

プロフィール その5

【留学形態】 企業派遣
【出身業種】 証券会社
【専攻志望】 Finance ⁄ Accounting
【海外経験】 旅行のみ
【キャンパスビジット】 なし(合格後ビジット)

 

動機

金融実務における自分の将来を考えた際に、海外投資家との関連等からMBAの必要性を常々感じておりました。又、入社以来在籍していた職場の仕事も一段落したこともあり、挑戦 してみようと思いました。
 

勉強方法

TOEFL

私が受験した2006年は、CBT からIBT への移行期であり、CBT が9月に終わってしまうという特殊要因に見舞われた年でした。4月末に会社の留学候補生の内定を頂いてから受験勉強を スタートしましたが、8月までのスコアが最高233と全く振いませんでした。その為、9月の最後の受験の前には人生をかけて必死に勉強したことを覚えています。勉強方法としては、 IF を利用しました。IF の良かったところは、多くのリスニング自習教材をくれたのでリスニング教材に困らなかったことです。リスニングは良質の題材を多数反復練習することだと 思いますので、その点はIF に感謝しています。テスト形式が変わっているので何ともいえませんが、パワープレップが使えるなら毎日最低一回は繰り返すことが重要だと思います。 L に登場する外人はそれほど多くないので、何回も聞くことにより、その人独特のアクセントが聞き取りやすくなるからです。SW やR は5月よりGMAT を並行して勉強していたこともあり、 特段の対策はしませんでした。GMAT の勉強を進めていけば、試験前の確認で十分だと思います。

GMAT

TOEFL同様IF で勉強を進めましたが、TOEFL に多くの時間を費やしすぎたこともあり、満足する結果は出せませんでした。V とQ のスコアのバランスに苦しみ、同程度のスコアを何回も 見る羽目にあいました。以下参考になるかわかりませんが、気づいた事と、失敗したという点を上げさせていただきます。気づいた点としては、GMAT においてはできることが限られて くるため、Q とSC の高得点が欠かせないことです。その為、Q とSC の目処をつけてから受験するべきということです。私は8月に出たスコアで最終的に出願しましたが、その前にQをもっと やっておくべきだったと後悔しております。CR とRC の二つは大きく関連しているので両方同時に勉強を進めました。CR はロジックが大事であって、問題を解く際にはまずスピードより もそのロジックをじっくり考えることが大事であることと、そのパターンを覚えていくことが肝心だと実感しました。基本パターンを覚えた後は時間を計って問題演習を繰り返すことが 必要だと思います。私の場合はGMAT において、その時間を十分に取れなかったことが第一の敗因でないかと思います。遅くとも11月位からエッセイを書き出すことになると思いますが、 エッセイと並行してGMAT を伸ばすのは至難の技だと思います。GMAT だけに集中できる時間をどれだけ取れるかが重要だと思います。私の場合、そのうち点が伸びるだろうと気が緩んだことも良くなかったと思います。

エッセイ・インタビュー

11月からエッセイの書下ろし、1月出願後からインタビュー対策を集中的に行いました。スピーキングに関しては語学学校(GABA )に5月から通いましたが、必要ではなかったと思います。 スピーキングは集中的に勉強しなければ大きな効果は望めない科目でもあるので、IBT の対策以外には取り立てて出願前に語学学校等に通う必要はないと思います。エッセイ対策としてはIF、 アゴス等を利用しましたが特に大きな差はないと思いました。エッセイに関してはカウンセラーとの信頼関係が一番重要なので、その人によって評価は分かれると思います。 教材としては、アゴスで9月に開催されたエッセイ対策で配布された資料が秀逸であり、それを使用しました。約50校のエッセイの問題とその趣旨が書かれてあり、問題の趣旨に的確に 答えるという目的に非常に合致しており、助かりました。エッセイにおいては質問に的確に答えることが、Wordy な文章を避けるうえで必須だからです。インタビューはエッセイさえ 書ければ、それに付随する問題が聞かれてくるので、直前の想定問題集(どの予備校でも同じ様な物が配られる)をやっておけば大失敗は無いと思います。面接での逆転は可能だとも 思いますが、その低い可能性にかけるよりも、エッセイの質やGMAT のスコアを上げるほうが合格の近道になると思います。(面接官はある程度の順位付けをしてインタビューに臨んでくる と想定されるので)インタビューはネガティブチェックのみかなという学校も散見されます。(Owen は違うようですが)

 

Owen を選択した理由

Owen を選択した最終的な決め手はWelcome Party の雰囲気がとてもよく、自分を成長させることができる学校だと強く感じたことです。又以下4点の理由からOwen をTop Choice として 選択していました。

1. Owen のカリキュラム(Finance, Elective の強さから、Finance に立脚したGeneral Management の確立という自分の目標に合致したこと)
2. 比較的小規模でネットワークが確立しやすいこと
3. 地方自治、経済への興味から大都市でない地方都市を探していたこと
4. 強固なバックアップ(教授のレスポンスの早さ、外国人に対する理解、充実した日本語サイト、和食が手に入る事等)

 

最後に

MBA の受験を思い出す時に、4月に渋谷の予備校で受験したTOEFL 模試で167点を出した事が心に浮かびます。MBA の受験は、負けられないプレッシャー、業務との兼ね合い、自分への 葛藤など、人それぞれの苦難があると思います。しかし苦労した分だけ、振り返るにあたって自分の人生の大きな転機に必ずなっていると思います。そして合格後は、受験時よりも 間違いなく勉強することになりますが、同じ勉強でもこんなに充実度が違うと強く実感されると思います。皆さんが受験時も含めて有意義な3年間を過ごされることを願っています。 その時々の自分の選択を信じて頑張って下さい。

プロフィール その2
プロフィール その3
プロフィール その4
プロフィール その5
bottom of page